こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は通所リハビリテーションについて紹介していきます。
よく間違えやすい介護保険サービスの1つでもある、通所介護(デイサービス)との違いをお伝えしますね!
通所リハビリテーションとは何か?人員配置や働いている職種、さらには通所リハビリテーション計画など通所リハのすべてをお伝えします。
通所リハビリテーションとは
居宅要介護者に対して、その主治医が必要と認めた高齢者を通わせて、心身機能の維持回復を目的とする計画的な医学管理のもと、理学療法や作業療法など必よなリハビリテーションを行う介護保険事業所です。
デイサービスと同様に入浴、食事などの介護サービスも行われます。
介護料人保健施設や病院、診療所などに併設されていることが多いです。
通所リハビリテーションの人員配置基準
通所リハビリテーションに必要な職員と設備は以下の通りです。
・専任の常勤医師を1人以上必要です。(ただし、病院、診療所併設の介護老人保健施設では、当該病院、診療所の常勤医との兼務は可能)
・従事者(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、准看護師、看護師、介護職員)
従事者は単位ごとに配置で、利用者10人に1以上必要です。
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は単位ごとに利用者100人に1人以上必要です。
特に理学療法士の方が通所リハビリテーションでは多いです。
設備としては指定通所リハビリテーションを行うのに必要な専用の部屋(3㎡に利用定員を乗じた面積以上)設備が必要です。
介護リハビリテーションに就業する職種は?
上記にも記したように、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、准看護師、介護職員など様々な職種が働いています。
通所リハビリテーションの計画の方針
指定通所リハビリテーションは個々の利用者様に応じて作成された通所リハビリテーション計画に基づいて行われます。
またグループごとにサービスを提供する場合もあります。
また通所リハビリテーション計画は、医師の診察内容及び運動機能検査等の結果をもとに、指定通所リハビリテーションの提供に関わる従業者が共同して個々の利用者ごとに作成しなければなりません。
他にも通所リハビリテーション計画の目標及び内容は利用者様か家族の方に説明を行うとともに、その実施状況や評価も説明することが求められます。
また居宅サービス計画に沿って作成する必要があったり、認知症の状態にある要介護者で他の要介護者と同じグループとして、指定通所リハビリテーションを提供することが困難な場合には必要に応じてグループを分けて対応しなければなりません。
個別ケアが充実した通所リハビリテーションが増えてきましたね!
認知症ケアはどこの介護事業所や施設でも年々進展してきています。
そんな事業所で働くことがとても良い意味でやりがいや給与面も安心して良いと考えます。
こちらの記事も参考までに合わせてご参照下さい。
そして最後に
通所リハビリテーションについて、要約してお伝えしてきましたが、これからの介護業界はさらに注目されるでしょう。
看護師が足りていないのも深刻ですが、介護士が更に必要とされる時代がこれから約30年は続くかなと思います。(主観)
介護士や介護福祉士・ケアマネジャーはAIでは完璧に代用出来ないとこれまで介護福祉分野に携わってきて痛感します。
これからの介護の未来が大きく発展する事を切に願います。
それでは、今回もありがとう御座いました。
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです!