介護の現場

【面白いように会話が弾む】介護現場で役立つ会話のコツ集

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

介護現場で働く皆さんは面白いように会話が弾むような介護支援は出来ていますか?

なかなか難しいですよね!

私の考えとして介護の現場では利用者様との会話に困っている方が多いように感じます。

例えばおばあちゃんと別々に暮らす核家族世帯が増える現代は高齢者の方と話す機会がなく、何を話したらいいか分からなくなってしまいますよね。

だけど、そんな悩みは今日で解決します。

利用者様との会話のコツをすべてお伝えします!

特に認知症の方との話し方や接し方に重点を起きがちですが、そうでない要支援者の方々との会話にはよく考えた方がいいです。

要支援者の方々と話す際に、認知症の方への話し方のアプローチをする介護士も少なからずいるので注意です。

介護士としてのプロフェッショナルとして、適材適所対応していきましょう!

介護現場で役立つ会話のコツ

ポジティブな会話

まず話す言葉をポジティブにすると人間関係が円滑に回ります。

ネガティブに考えてしまう事や、恥ずかしいみたいな感情を出来る限り捨てましょう!

例えばリハビリがあまり進まない利用者様に対して「もうおしまいですか?もう少し頑張らないと歩けなくなりますよ」などのようにネガティブな発言はしないほうが良いです。

この場合は「よく頑張りましたね。この調子でいけば歩けるようになりますよ」と言い換えます。

前田(運営者)
「歩けない↓」⇒「歩ける↑」にポジティブに変えることで、利用者様も頑張る気持ちが湧いてきますし、職員もリハビリをさりげなく催促できるのでwinwinです。

また食事制限をお願いする際も「あれも食べてはダメ、これも食べてはダメです」と言ってしまっては、聞いている利用者様は自分が介護士にどんどん縛り付けられて自由を奪われているような感覚に陥り、関係が悪化します。

そこで食事制限をお願いするときは「あれは食べれないんですけど、〇〇さんの好きなプリンは食べれますよ!他にも□□だって食べれるんです」と食べれる物を強調しながら言うと、利用者様もそれほど嫌な気持ちはしません。

また「過去の利用者様では●●も××も△△も食べれない人がいたんですけど、〇〇さんはこんなに自由に食べれますよ」と比較しながら言うのも良いですね。

前田(運営者)
とにかく会話はネガティブなことをポジティブに言い換えるように意識していきましょう。
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相手のことを尊重した会話

人はどれだけ歳を重ねても誰でも自尊心を持っているので、自分の考えや話を否定されると気分はとても良くないです。

利用者様も自分よりも年下の介護士になんでもかんでも否定されたら、頭にきてしまいます。

自分に置き換えてみると良いですね!

利用者様の意見をきちんと聞いて、相手の立場に立って考えて、自分の意見を押し付けないように気をつけましょう。

疑問形で頼みごと

介護士の仕事をしているとどうしても利用者様に指示したり、お願いする場面が出てきます。

しかし、お願いの仕方によっては命令されてると思い込んでしまい気分を害する利用者様もいらっしゃいます。

命令されていると思わせないためには疑問形でお願いすることが効果的です。

前田(運営者)
「少々お待ちください」⇒「少々お待ちしていただいてもいいですか?」

と疑問形にお願いすると決定権が相手にあるので、命令されている感じが一切しなくなります。

またお願いするときは必ず「理由付け」をしましょう。

理由がなければ、お願いされても「なんで?」となってしまってお願いを聞きたくなくなります。

だから「少々お待ちください」でも「今、〇〇をしていますので、少々お待ちして頂いてもいいですか?」のように理由を付けて、相手にお願いを納得してもらいましょう。

お願いごとをする時は「疑問形」と「理由付け」です。

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専門的な言葉を使わない

介護の仕事ではたくさんの専門用語を使用しますよね。しかし、利用者様やそのご家族の方とお話をするときは専門用語はわかりやすい言葉に言い換えましょう。

専門用語などは関係者以外にとっては意味の分からない外国語のような感じで聞こえます。

だから専門用語ばかりで難しく話をされると利用者様などは何を言っているのか理解できずもどかしい気持ちになります。

前田(運営者)
自分でも説明される時に理解が出来ない専門用語ばかり使われたら意味がわからないし、困りますよね。

利用者様やご家族の方も同じ気持ちで専門用語を多用されると会話の内容が頭に全然入りません。

だから会話をする時は専門用語はわかりやすい言葉に変えましょう。

特に家族への説明やサービス担当者会議のような場所ですね!

褒めること

褒めることってすべての人間関係において、とても大切なんです。

あなたは褒められたらどんな気持ちになりますか?

本当に褒められて嫌な気持ちになる人はいませんし、大人になればなるほど褒められることは少なくなるので、会話の時に何げなく褒められると相手にとても好感を持ちます。

だから、ちょっとしたことでも「すごい」と思ったら必ず相手に伝えて褒めましょう。

また褒め方のコツとしては「さしすせそ」を覚えると簡単に褒めることができます。

  • さ・・・「さすがですね!」
  • し・・・「知らなかったです!」
  • す・・・「すごいですね!」
  • せ・・・「センスありますね!」
  • そ・・・「そうなんですか!」

これらを会話に織り交ぜると相手といつも以上に会話がはずみます。

会話で忘れてはいけない敬語表現

 

利用者様では言葉遣いに厳しい方も多くいらっしゃり、言葉遣いひとつで相手の機嫌を損ねてしまうこともあります。

そうならないためには敬語のマスターが必要です。敬語には尊敬語と謙譲語があります。

表現する相手が身内の場合は謙譲語で話し、外部の方なら尊敬語を使います。

以下が代表的な敬語表現になります。最低限これだけは必ず覚えましょう。

  1. 会う:尊⇒お会いになる 謙⇒お目にかかる
  2. 言う:尊⇒おっしゃる 謙⇒申し上げる
  3. 行く:尊⇒行かれる 謙⇒伺う
  4. いる:尊⇒いらっしゃる 謙⇒おる
  5. 思う:尊⇒思われる 謙⇒存じる
  6. 聞く:尊⇒お聞きになる 謙⇒拝聴する
  7. 来る:尊⇒来られる、いらっしゃる 謙⇒伺う
  8. する:尊⇒なさる 謙⇒いたす
  9. 食べる:尊⇒召し上がる 謙⇒いただく
  10. 見る:尊⇒ご覧になる 謙⇒拝見する
  11. もらう:尊⇒お納めになる 謙⇒いただく

介護施設以外でも敬語は社会人として忘れてはいけません。

いつでもパッと敬語で話せるように普段から意識していきましょう。

介護現場で会話が楽しくなる話題とは

 

介護現場でどんな時でも使えるような、楽しくなるような会話や話題はどんなものなのでしょうか。

これを覚えておくと、いつでも使えて役に立つのでご紹介しておきます。

世間話を極めるには?

介護士を初めたての時は高齢者の方と何の話をしていいのか分からず会話に困ると思います。

そんなときは世間話をしましょう。

世間話ができれば、どんな人とでも円滑にコミュニケーションを取ることができます。

世間話は「はなしかた」を覚えるといつでも誰とでも世間話ができるようになります。

  • は:はやり、流行に関する話題
  • な:仲間、共通の知り合い、尊敬する人などの話題
  • し:仕事、趣味、出身地に関する話題
  • か:家族に関する話題
  • た:旅、良好に関する話題

「はなしかた」を頭に入れておけば会話のネタに困らず誰とでも会話を楽しむことができますよ。

長所を見つけて、聞き出す

人は誰しも長所を持っています。しかも「えっ、そんなことできるの!?」みたいな意外な長所を持つこともあり、それを会話に持ち出せば、必ず盛り上がります。

利用者様でも手先が器用な人がいたら、褒めて、さらに手先が器用なエピソードなども聞きだしましょう。

自分の長所について聞かれれば、どんどん話したくなってしまうものですし、とても気分が良くなります。

相手の長所を見つけて、会話に持ち出せば仲良くなれること間違いなしです。

共通点を話題にする

介護職員も利用者様も同じ人間ですから、なにかしら共通点を持っているはずです。

何も共通点がない人なんてこの世にいません。

どれだけ社会に関わりたくないと思っている人間でもです。

なので、相手のとの共通点を見つけて、それを話題に取り上げれば一気に距離が縮みます。

前田(運営者)
例えば、あなたがたまたま参加したイベントで地元が同じ人がいたら地元トークでかなり盛り上がり一気に距離が縮みますよね。

それと同じで共通点があればあるほど人は親近感を持つことができます。

これが人間心理なんですね!

そこで共通点を見つけるために自分が興味あることなどを相手に聞いてみたり、相手の行動から共通点を見つけていきましょう。

最後に、会話のコツまとめ

 

理解している介護士も多いと思いますが、介護の現場は人間関係で成り立っています。

そして根本として、人間関係はコミュニケーションで生きているという事です。

利用者様とより良い関係を築くためにここまで紹介した会話のコツを使って、会話から距離を縮めていきましょう。

会話が楽しくなれば仕事も楽しくなるので、頑張ってくださいね。

経験を積む事が一番の近道です。

介護は奥が深いので、楽しみながら経験値を積んでいきましょう!

それが、介護へ携わるものの「やりがい」なのかもしれません。

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それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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