こんにちは!
介護施設長の前田です。
今回は私が介護士の仕事をしていてきついと感じたけど、それ以上に感じる「やりがい」について話したいと思います。
介護士や介護福祉士の皆さんの毎日の勤務、お疲れ様です。
私自身も介護老人保健施設やショートステイで介護士をしてきました。
特に老健時代は、夜間帯ナースと二人体制でしたが、結局私一人で約50人の入居者様の介護をしてきました。
(慢性腰痛で整形外科に定期的にリハビリ行ってます( ´Д`)y━・~~)
そんな、身体的・精神的に疲弊している介護士・介護福祉士も多いかと思います。
そして、介護と言う世界で、どんな「やりがい」があるのかを私の実体験を元に考えていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
介護の仕事で身体的に一番きついのは?
介護の仕事にも施設や在宅介護(ヘルパー)、生活相談員、ケアマネジャーなどいろいろあります。
一番体力的にきついのは特養や老健という介護保険施設というカテゴリーに入る介護士です。
そりゃあ、在宅介護や障がい者介護も大変ですよ。
しかし、介護保険施設となると要介護3、4、5ほどの方が大半で、入所人数も多いので毎日バタバタです。
自立介護支援を100%出来るほど介護士の数は大きく不足しているんですね!
なので、機械的な介護業務が多かったり夜勤もあります。
ヘルパー介護士の場合
逆に在宅介護であれば、ヘルパー等は家事や買い物、病院付き添いなどの主な業務になるので、それほど体力的な負担は施設と比べて比較的まだ大丈夫かなと思います。
身体介護は結構キツイですけども。
入浴介助とか、他にも訪問入浴は力仕事満載で結構大変ですが、チームプレーで何とか頑張るみたいな感じですね!
中には、頑張ってヘルパー介護士として働いて、パートでも10万円以上稼ぐ方もいます。
そして自分の生活パターンに合わせて仕事をすることが可能になります。
(決して、ヘルパーが一番楽では無いです。)
生活相談員の場合
また、生活相談員にもなれれば、日勤のみで入所相談や家族とのやりとりが主になるので、事務的な作業が多く給与も現場介護士よりも良かったりします。
生活相談員に関する記事も書いているので、相談員に関する詳しいことはこちらを参照してください。
同じ介護士でも働き方によって、仕事のきつさは雲泥の差があると感じます。
但し、身体的負担と精神的負担は職種によるかと思います。(又は兼務)
自分の生活スタイルなどにあった仕事スタイルを見つけられるといいですね。
相談支援業務に「やりがいを感じる」方にはいいかなと思いますよ!
ただし、介護福祉士である求人が多いですね。
それだけ、介護福祉に特化した専門的な知識や技術が必要だからです。
介護士の仕事の中にあるやりがいとは?
私自身、精神的苦痛や人間関係で大変な仕事のため、私は介護を一回離れたことがあります。
金銭的に生活が苦しかったんですよ。
(家庭を持ったのが大きいですね)
そこで、釣りが趣味だったために、釣具屋さんで5か月だけ働いた経験があります。
しかし、転職して2週間目頃には「介護がしたい」と思いました。
普通世間一般で言う仕事は、利益を一番に追求します。
当たり前ですよね!
それが「自分には人のための仕事なのか?」と考えると、介護よりも給与は良いものの全く達成感がなかったのです。
(サービス残業が月に150時間程が当たり前で、手取りが20万円位でした)
本当に福祉の精神があるのであれば、とてもやりがいのある仕事は「介護」だと、その時はっきりわかりました。
介護にも資格さえ取得すれば、それなりの良い生活や家庭、家も買えます。
又、他の職種よりも昇級しやすいです。
その分、手当や昇給も頂けますよね!
国の予算も、福祉に対して配給してくれるようにやっとなってきました。
徐々にですが。
そして、高齢者や障がい者の方に学ぶことはたくさんあります。
介護をする人間も、人です。
高齢者さんが「かわいい」と思えることが良くあります。
自分のおばあちゃん、お母さんのような感覚のかわいいです。
例えば、最後を看取ることでの自分の仕事としてはやりがいなど、本当に素晴らしいと感じる瞬間があり、「人と人との助け合い」が生まれます。
その瞬間は、介護福祉という仕事をしていて本当に良かったと感じる瞬間です。
介護士・介護福祉士をしているからこその権利ですね。
介護職は、人の為に仕事をする最高の職種なんです!
最後に伝えたい事・・・
介護士は続けていると、とてもやりがいを感じる仕事です。
それは、人の最期に立ち会う事もり、人としてどういう最期を看てあげる事ができるのかを考える事があるからです。
例えば看取り介護は大変ですが、人間性が学べる大切な経験であり、看取った方からのとても大切なプレゼントだと私は感じます。
しかし介護から他の職業に転職しても、福祉の精神が勝手に染み込んでいる為、普通の会社に務めるも利益を得る事に満足感を得るという概念が生まれにくくなります。
それで、やりがいのある介護の世界で、且つ普通の会社よりも昇進できる機会が多い介護の世界の方が良いと思います。
しかも、景気に左右されないので安定した給与が見込まれます。
そして、今更ですが平成30年度の介護保険改正で6年ぶりとなる全体として、介護報酬0.54%の増額が決定してから今も少しずつながらも給与は上昇しています。
少しずつですが、給与が上がる事は嬉しいですよね!
今からの超高齢化社会の中で需要と供給が相当な就職率がある介護の世界での転職であれば長生きできます。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
これからの時代、新しく介護福祉業界に介護士として入ってきてくれる方々へ「やりがいのある仕事だな」と感じて頂けるように、頑張っていきましょうね!
皆さんと一緒に介護業界や他の福祉職の方と情報共有できればと思います!
以下にも、様々な情報を掲載しているので、読んで頂けると嬉しいです。