こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、[介護士必見]精神障害になってしまった時の思考と働き方について考えていきますね!
近年、介護士やケアマネをしていて重大な精神疾患を患ってしまう方が増加しています。
介護支援の大変さや業務の多さで疲弊してしまい、うつ病へ罹患してしまったり適応障害と診断されてしまう介護士も多いと言う訳です。
介護人材不足が大きな問題でもあります。
例えば、残業の毎日やパワハラやモラハラを受け続けて、うつ病になってしまう方も少なくありません。
そうなってしまうと仕事に行くのもとても辛い事になります。
こういう記事を書いている筆者も数年前にうつ状態になってしまい、一時休職する事になった経歴があります。
この時は、正に無理をし過ぎていたなと痛感します。
介護士を精神障害者へなってしまわない様に考えていく必見な内容を伝えたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
精神障害になってしまった原因
介護という仕事は相当な精神力を使います。
身体的にきついということだけが先走りしていますが、精神的な疲弊も同時に多いということなんです。
そこで、私の体験談を以下にお伝えしていきたいと思います!
うつ病になってしまった体験談
私がうつ状態になってしまった経緯をお話しますね。
私は、介護福祉士として働いていました。
そして、結婚して子供を持てるまでになりました。
そうなると、「頑張ってケアマネジャーになってもっと稼がないと」という気持ちになりました。
介護士の世界はとても給与が低いですよね。
アルバイトを掛け持ちした方がよっぽどマシです。
そこで、ケアマネジャーの資格を取って少しでも給与を上げようとひたすら勉強しました。
念願叶って、1発で試験に合格し、晴れてケアマネジャーになる事が出来ました。
最初は、やる気満々でケアマネとして頑張りました。
以前と比べて、夜勤も無く子供と接する時間も増え良かったと思いました。
しかし、そんな幸せはつかの間の出来事でした。
月日が流れるにつれ業務は多忙になり、休みの日でも仕事の事ばかり考えてしまい、休める時間もほとんどなくなり、結局会社を休む事が多くなりました。
毎日朝から出勤すると考えると、吐きそうになり体重も50キロを切りまさに不健康そのものでした。
介護士からケアマネジャーという仕事に変わったのですが、とても恐怖をその時覚えました。
そして何より、上司のパワハラで大きな傷というか、ぽっかり心に穴があいてしまったのです。
仕事をしている時の思考と働き方について当時よく考えていればなと後悔しましたね。
そして、私は心療内科を受診する事になりました。
そこで医師に症状を話すと、「うつ状態」という精神障害があるとの診断が下りました。
精神疾患での苦悩とは?
うつ状態と診断され、私は家族へ病名を伝えました。
というか、伝えるのがとても恐怖でしたが、もう逃げる場所がなかったのです。
そして、休職という選択に至りました。
パワハラを受けた上司へ伝えるのも大変勇気が入りました。
しかし、「休みたい」という思いで一杯だったので勇気を振り絞って事情を伝えました。
そして、休職する事になったのです。
ずっと自宅で寝ている日々の連続でした。
苦悩と言う言葉だけでは、言い合わらせない位の精神的苦痛そのものでした。
家族の為に頑張って稼いで、少しでも楽にしてやりたいという最初の考えは頭のどこにも無い状態だったのを覚えています。
今、そんな精神苦痛を毎日受け続けている介護士さんやケアマネさんは、一旦冷静に考えてみる事はとても重要です。
診察料金が高過ぎた!
当時の私の場合、2週間に1度のペースで心療内科へ通院する日々が続きました。
そしてびっくりなのが、薬代が凄く高いのです。
通院1回につき、薬代も含め約5千円程掛かりました。
基本的に精神科薬は高過ぎます。
なかなかジェネリック薬品も無い状態だったんです。
そんな高い医療費でも仕方がないという思いで通院し、半年経った頃に事務員さんから「自立支援医療」というものの説明を受けました。
そんな自立支援医療について以下にご紹介しますね!
自立支援医療(精神通院医療)
精神疾患を患い、半年が過ぎると「自立支援医療」という制度の利用が可能であると事務員さんから聞きました。
これは、医療費(薬代含む)が所得に制限があるものの、基本的に申請すれば1割の負担で済むというものでした。
基本的に病院側が申請をしてくれるパターンが多いので、申請書に記入し、少しばかり手数料を支払えば良いというものです。
自立支援医療(精神通院医療)は」精神病を患い6ヶ月経つと申請可能になります。
実質、心療内科・精神科を受診している患者さんは、自立支援医療もしくは生活保護の方が大半です。
世帯収入にもよりますが、もし該当するならば掛かりつけの病院へ訪ねてみたが良いでしょう。
これは、案外知られていない必見な内容ですので、是非ご参考下さい!
精神疾患になってしまう前に知識を身につけよう!
今回、[介護士必見]精神障害になってしまったについて考えてきました!
そして、自立支援医療については精神科を受診した事がない限り、あまり知らない方が多いと思います。
更に、精神疾患になる前に事前にいつもと違う感覚が出てきたら気をつけて予防していく事が大切だと言う事です。
そして、働き方が無理をしていないか?
ここは重要な思考です。
以下に、介護士のやりがいについて詳しくご説明した記事を掲載しておりますので合わせてご参照下さい。
気付いた時には精神疾患を患ってしまったでは、介護士人生が今後上手くいかないことも多いのでよく自分の中で「今の職場で無理なく働けていいるのか」ということをよく考えることが大切です。
又、介護士本人では気づかない事も多いので、周りの職員さんが気づいてあげる事がとても大切だと考えます。
それでは本日も、ここまで読んで下さりありがとうございました。
以下にも様々な情報を掲載しておりますので合わせて読んで頂けると嬉しいです。