介護福祉士 転職について

介護福祉士を人員配置基準以上に雇うことで介護離職を減らす

こんにちは!

介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。

昨今の介護福祉士の人口が減り続けています。

これは、今は未だ実感がわかないかもしれませんが「介護業界の質を落とす」だけでは無く、これからの介護士が増えていくどころか減らしていく事になりかねません。

「え?なんで介護福祉士が減ることがなんで?」

と考えるでしょう。

簡単に結論を言いますね!

介護福祉士になりたいと思う介護士が少ないということは、これから介護職を続けていきたいという方々が減り続けるという事実なんです。

そして、人員配置基準を守るには介護福祉士が必須な場合も多くあるからです。

だって、介護福祉士を目指すという事は介護福祉のプロを目指すということに直結しますから。

給与や転職にも大きく左右される大切な基盤が介護福祉士なんですね!

そんな介護福祉士を人員配置基準に雇うことで介護離職を減らすことも可能なんです。

どういう事なのか?

さっそく深掘りしていきたいと思います。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

介護離職が右肩上がり

介護福祉の世界は、今や戦国時代です。

何が?

それは、新しく入ってきた若い介護職や介護福祉士が直ぐに辞めていくんですよ。

しかも昔よりも右肩上がりに。

どんなに介護技術や自立支援介護のエキスパートの方々もです。

そんな負のスパイラルが現実起きているんですね!

介護経営者からするとギリギリ人員で良しとしている矛盾

介護経営者からすると、「人員配置基準ギリギリで介護士と介護福祉士が居れば良いや」

みたいな事まで普通なんですね!

因みに、こういう経営をしているといつか痛い目に遭います。

それが、介護人員配置基準ギリギリ運営の落とし穴です。

もう解りますよね?

例えば、介護保険施設や単独型のショートステイでは顕著に現れています。

つまり、介護福祉士や介護職の人員配置基準を満たさずに1部閉鎖や最悪倒産という事態です。

人員配置基準ギリギリ運営の大きなデメリットなんですよね!

一部閉鎖だけでも経営が厳しくなるのに、それでも雇わないとはとてもリスク大な経営としか言いようがありません。

私から言うと「なんの為に介護福祉という仕事をしているのか?」という事です。

しかし、答えは簡単で「公費で銭儲けをしたい」

ただそれだけです。

そんな介護経営者は大勢いるので、介護職・介護福祉士として良い就職先や転職先はしっかりと見定めましょう。

介護福祉士を多く雇う事は重要

ここまで、介護事業所の人員配置基準ギリギリ運営の全貌が明らかになりました。

そんなブラックな介護職場への就職・転職は簡単に決めないようにしたいですよね!

そして、そんなブラックな介護事業所に限って介護福祉士の人材が極端に少ないんですよ。

これもまた、介護福祉士の人員配置基準ギリギリで運営しているからです。

介護福祉士が生活相談員として認められている人員配置基準のギリギリでの運営ですよ。

こういう経営をしていると、いざ介護福祉士が辞めるとなった場合に経営者はあたふたするんです。

介護保険制度で定められた人員配置基準を守れば良い。

つまり、それだけしか考えていない介護事業者はとても危険です。

基本的に公費でやりくりしている介護事業者というものは、人員配置基準のように絶対的な基準を守っていかなければ経営自体が出来ないという実は縛りの上で生きています。

こんなでかいリスクを回避する為と、何より介護人材が長く居てくれる為にも、せめて介護福祉士の人員配置基準を多めに採用しておく事は大切です。

前田(運営者)
つまり、裏を返せば「介護福祉士を人員配置基準以上に雇うこと」が出来ないと今後の未来が怖いですと言いたいわけですよ!

しかも他のメリットとして、介護福祉士が新人介護職への教育も時間に余裕のある教え方が出来て、良い介護支援が出来るというわけです。

なので、介護福祉士は人員配置基準より多めに雇いましょう!

相当経営が厳しいのであれば、1人でも全然良いんです。

それだけ、介護福祉士が多いほど辞めていく介護士も減る確率も減るんですよね!

ただし、介護福祉士という名のお局さんはちょっと厄介なので、そこはその方のやりがいを見い出せるポジションを考えれば良いだけで済みます。

介護離職を減らす方法のまとめ

世の介護福祉士は右肩上がりに減少中です。

介護福祉士が右肩上がりに増えていくような介護福祉職場の運営をしていかなければ、これからの介護業界は戦国時代です。

何故、介護福祉士が必要というならば「これからの介護福祉のプロフェッショナルを介護業界に根付かせなければ介護保険制度自体が危うくなるから」です。

それだけのポテンシャルを持っているからこそ、「今の介護士が介護福祉士を目指したい」という環境を作らなければいけないということなんですね!

そうしないと、介護離職を減らすことに直結してしまいます。

しかも介護福祉士の先にも様々な資格や介護支援専門員という職種にもステップアップが可能です。

前田(運営者)
そんな、やりがいだらけの介護職という仕事を未来的にも増やしていかなければいけないということですよ!

それだけ、介護という仕事が素敵な職種だと次世代へ繋げていかなければいけませんね!

介護福祉士という職種へなりたいと思う仕事だと感じてもらえるように、現役バリバリな世代がしっかりと伝えていかなければいけません。

介護福祉の未来の為ですね。

そして、何より1番怖いのが「人員配置基準を守るには介護福祉士が必須な場合も多くあるから」とも言えますね。

その為にも、今勤務している介護職が介護福祉士になるまで育てることが大切です。

そうすることで、良い介護職場で介護離職を減らすことにも繋がるんですね。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると幸いです。

前田(運営者)

転職は、1日の大半の時間を使う「仕事」にかかわるものであり、給料にも大きくかかわるため『人生の決断』ともいえる大きな転機です。

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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