こんにちは!
介護施設長の前田 裕です。
ネットニュースや介護の業界でも最近よく耳にする「ヤングケアラー」という存在ですが、なぜ今問題になっているのかをご存知ですか?
ヤングケアラーという言葉自体は日本で出来た言葉ではなく、イギリスが発症なんですね!
しかし、近年の日本においてそんなヤングケアラーが問題になっている現状があります。
現状、相当な数のヤングケアラーが存在していますから。
しかも、増加傾向です。
在宅介護が相当厳しい局面を迎えているのは確かです。
そんな、近年増加傾向にありますヤングケアラーの現状について詳しく考えていきたい思います 。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
ヤングケアラーとはなんなのか?
まずはヤングケアラーの定義をご紹介します!
・ヤングケアラーとはイギリスが発祥で「18歳未満」の若年層が親世代の介護を行う方のことを意味します。
因みに、「18歳から24歳位まで」の方を「ヤングアダルトケアラー」と正式に呼びます。
日本では、これらをまとめて「ヤングケアラー」呼ぶことが多いです。
このようにイギリスは勿論ですが世界的に観ても核家族化が進んでおり、特に超高齢化社会における日本では特に近年増加傾向にあります。
これは大問題なんですよ!
これでは、本来の学業に影響を及ぼしてしまいます。
仕方がないと言ってしまってはそこまでですが、これからの日本を支えていく若い世代にヤングケアラーが増加していくと大変な未来が想像できると思いませんか?
そして、悲しくも更に深刻な現状がヤングケアラーが増加してしまう要因となっています。
母子家庭・父子家庭が多いことでヤングケラーが増加している
ヤングケアラーが近年増加傾向な1番の理由が「母子家庭・父子家庭」が右肩上がりで増えているからなんです。
親は仕事へ出ているために、要介護状態となった祖父や祖母の介護を学校が終わってから介護で時間を奪われています。
または、登校前にも朝早くに起きて介護をするという現状なのです。
学校が休日の日にちょっと介護を親と一緒に手伝うことであれば良い介護支援だと思います。
しかし、ヤングケアラーは毎日365日が介護というルーティーンが起きているのです。
これが原因でヤングケアラーの若い世代にとんでもない現状に置かれてしまっているケースが起きています。
しかも、そんなヤングケアラーが増加しているので見過ごす訳にはいきません。
大問題です。
高校や大学を中退することが起きています
ヤングケアラーはほぼ毎日のように介護を強いられています。
「使命感・やりがい」という感じで毎日を送っているが為に本来の学業が疎かになってしまうという事態が起きているんですよ!
しかし、そんな介護をする毎日で学業に支障をきたすことは大きなデメリットとしか言いようがありません。
中には、高校中退や大学中退してまで介護をせざるを得ないヤングケアラーが現状で近年増加傾向にあります。
これは子を持つ親も、そんなことまでさせたくないと考えていてもどうしようも無いという結末で誰にも相談できない方が多いんです。
そんなヤングケアラーを救済する現状を私は世間に広めていきたいです。
私だけで無くてそういう方が増えないと、ヤングケアラーは「本来望む仕事が出来る」という夢を奪ってしまうことになりますから。
こういう最悪の現状が起きていることは何とか防ぐ他ありません。
そうしないと未来の日本は貧富の差が更に大きくなってしまいます。
いくら資本主義の日本とは言え、介護福祉の概念として「基本的人権の尊重」という憲法のあり方すら崩壊してしまいますよね!
ヤングケアラーが普通に学業が出来るにはどうすれば良いのか
ヤングケアラーを救う為の手段を以下にご紹介します!
・介護保険制度を利用できないか地域包括支援センターへ相談に行く
・主治医へ子供がヤングケアラーで学業がどうにもならないと相談する
・ポジティブな思考でヤングケアラーは経験をもとに介護職を目指してみる
多くのヤングケアラーを子に持つ親は介護支援についての知識がありません。
それは当たり前です。
介護保険制度を熟知しているのであれば、子供をヤングケアラーにさせることは考えませんから。
そこで、1番の方法が地域包括支援センターへ今の現状を相談しにいきましょう!
それってどこにあるの?
という場合は、介護について相談したいが「管轄の地域包括支援センターはどこですか?」と行政へ問い合わせたら直ぐに教えてくれます。
そこで相談することで、介護保険制度がどのように利用できるかや地域の役割として様々な提案をしてくれますよ!
相談はもちろんですが、介護保険制度が利用が出来るか申請代行も無料でしてくれます。
そこで、介護保険制度が利用できるかどうかを申請途中でも地域包括支援センターの介護支援専門員や社会福祉士が「暫定プラン」と言って恐らく要支援か要介護認定が出るだろうと判断してくれるので直ぐに何とかヤングケアラーを救う為に様々な助言や介護支援を提供してくれますので安心して下さい。
私がケアマネをしていた頃から考えて地域包括支援センターへ相談することはヤングケアラーの皆さんには必要不可欠だと解りますから。
地域包括支援センターについては以下をご参照下さい。
そして、最後にヤングケアラーとして現状頑張っていてももしも介護職という仕事へ興味を持ったのであれば介護士を目指すのもポジティブな思考で良いと思います。
ヤングケアラーとして頑張ってきた経験を思いっきり見出せますからね!
これは、あくまでも私の提案なので介護業界へ興味を持ったヤングケアラーさんの考え方で判断して良いですよ。
近年、ヤングケアラーが現状として増加傾向ですがそんな悩みを地域包括支援センターへまずは相談してみましょう!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。