こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は当たり前のような話をしますが、介護という仕事をしていてやりがいとはそれだけの仕事をしているから対価としていい給与をもらうことが普通の話と理由ですよね!
しかし、世の中の介護士や介護福祉士・ケアマネジャーの多くが仕事量に見合った対価としての賃金をもらっていません。
そこにはブラック介護事業者という存在が大きな課題です。
経営者だけが儲けるという意味不明な私欲に満ちた存在が多くいます。
そもそも、国や地方自治体からの介護報酬でなんとか介護事業者は運営出来ている訳ですが介護現場で働く介護士やケアマネジャーにはやたらと仕事を増やされ何かあれば叱られて、待ちに待った給与額を見て悲しさ満点で帰宅するのです。
これっておかしいですよね?
普通の企業であれば会社員が会社に利益や知名度を上げるようなことが出来れば寸志や基本給が上がるのは当たり前な話です。
「介護業界は資本主義じゃ無いんだから会社員と比較出来ない」と言われそうですが、それは大きな間違いです。
そんな、介護業界の闇とも言える「やりがいは成果としていい給与をもらうこと」が介護関係者の中では単なるやりがいで済まされていることがおかしいということについて考えていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
成果を出してやりがいを感じることで対価とならない介護の闇
社会福祉の仕事だからと無理やり「それがやりがいだからありがたく思いなさい!」みたいな精神の介護経営者を数多く観てきました。
この思考は昔話にして下さいと言いたいですね。
それだけ介護関係者は身体的にも精神的にも頑張って仕事をしています。
いくら社会福祉といっても身分は会社員ということを考えておかなくてはいけません。
ボランティアと一緒にされては困りますよ!という話です。
以下にそんな介護の闇をご紹介していきますね!
介護という仕事での成果を対価として考えてくれない
介護という仕事での成果を対価として考えないおかしさの例を以下に書いていきます!
・介護現場でなんとか言い介護支援が出来たことはいい査定をしなきゃいけないでしょ?
なのに「頑張ったね!」だけで終わるのが介護の世界です。
これでは、それだけのやりがいが対価に反映していないんですよね。
・居宅ケアマネの場合でも担当する利用者さんを所属する法人の介護保険サービスへ繋げる事が出来たらいい査定をしなきゃいけないでしょ?
なのに「頑張ったね!」だけで終わるのはおかしな話です。
それだけ頑張ってケアマネジメントして所属する法人を利用してくれるということは、それだけ介護報酬が増えるんですから。
私自身、過度な囲い込みは嫌いですが最後の決定権は利用者さんにあるのでそこまで頑張った居宅ケアマネはしっかりと成果を上げたと評価しますよ!
この様な囲い込み合戦を作ったのは厚労省なんですけどね。
高齢者が右肩上がりに増える=高齢者ビジネス参入者が増えるという訳です。
介護報酬に資金源を頼るしかない今の構図ではなかなか介護士やケアマネの給与は、ただのやりがいだけとなり良い対価をもらうことが出来ない事態なんですよね!
いやいや、成果を出している介護士やケアマネにはそれだけの対価を与えるべきです。
これからの介護業界は実力社会へと変わるしかない
今のままの介護経営では介護人材は間違いなく集まりません。
何故なら、頑張っても頑張っても対価が変わらないからです。
ずっと低賃金なままです。
頑張った分の対価としてそれなりの待遇は考えなければ介護業界は今以上に衰退していくでしょうね。
しかし現代社会は実力社会に現代は突入しています。
そこで、介護支援という形でいい実績を残していく介護関係者が対価としていい給与をもらうことが当たり前な理由に進化していく事が大切だと思いますよ!
それこそが本来の介護というやりがいとして頑張った成果が給与へと反映される訳ですから。
本当に介護という仕事が大好きな人からすれば天職となる訳です!
今のままの経営でいくと将来は介護士が居なくなり倒産して行く介護事業者が増えていきます。
介護人材がどれほど大切な存在かを理解して欲しいですし、成果を上げた介護職員にはいい対価をしっかりと支払いましょう!
ただの頑張ったねでは意味がないんです。
介護の世界に変革をもたらさないと今後が大変ですよ。
介護士やケアマネももっと自分を評価してくれて給与へと反映してくれる介護事業者へ転職することをおすすめします。
頑張った分だけ対価としていい給与をもらうことが当たり前な理由でした!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
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