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[高齢者介護]家族の介護負担が現代社会では厳しい現状と居宅ケアマネ

こんにちは!

前田裕です。

今回は、家族の介護負担が現代社会では厳しい現状について考えていきたいと思います!

居宅ケアマネも大変ですが、踏ん張りどころです!

そして、超高齢化社会が加速する日本ですよね。

 

そんな要介護者を介護する、介護士や介護福祉士も大変ではありますが、居宅介護においては家族の介護負担が相当厳しくなってきています。

私も、居宅ケアマネをしていた頃に、家族の方の支援が100%出来ていない事がありました。

それだけ、家族の介護負担が厳しい現状だったとは気付けなかった私が悪いと当時、落胆した事を今でも鮮明に覚えています。

いつもニコニコ笑顔で対応してくれた、あの時の家族(娘さん)は相当な高齢者介護を頑張りすぎたんですね。

実はそんな家族さんも、実は仕事が「介護士」だったんです。

今、考えれば1日の大半が「介護の毎日」だった訳ですよ。

何故、気付けなかったのか?

居宅ケアマネは特に、こう考えやすいです。

「夜間帯であれば家族も居るし、安心だな」

これは、一部正解であり一部不正解なんですよね。

私は、当時「不正解」を選んでしまっていたんですね。

居宅ケアマネとして、情けなかったです。

在宅介護における家族への支援について、何が正解で何が不正解なのかを以下に書いていきたいと思います。

現代社会は厳しいものです。

核家族が増えてきていますしね。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

家族の介護負担は観えない事が多い事実

実際に、居宅ケアマネはメインの仕事内容として、利用者さんへの介護支援をケアマネジメントします。

そして、家族の介護介護負担を考える事も仕事なんです。

利用者さんより観えない事が多いのが事実だと思います。

しかし居宅介護において、キーパーソンとなる家族の方が身体的・精神的に厳しい状況となってしまうと在宅介護自体が難しくなります。

利用者さんの介護保険サービスやインフォーマルサービスも大きく変わる事も考えられます。

そこで、居宅ケアマネは家族の介護負担が観えない状況をモニタリングや、キーパーソンとの連絡体制やサービス担当者会議を機会に、家族さんが相当な在宅介護負担を強いられていないかを表情や言動等を、よく観察する事が必要なんですね!

それでは、在宅介護における家族の支援について何が正解か?不正解?なのかをご紹介していきますね。

居宅ケアマネの家族支援の正解とは?

居宅ケアマネは、受け持つ利用者さんはしっかりと介護支援を構築させてスタートし、その後はモニタリングをしながら支援内容について考えます。

最初はインテーク(初回面接・面談)から始まりますが、ここが最初のケアマネの見抜く力の試される時です。

「家族が出来る介護支援は何か?」

をケアマネは考える訳です。

(勿論、毎月のモニタリングも重要です)

そこで、注意したいのが家族へ介護負担が大きくなっていないか?

又は、完成したケアプランの中で必要以上に家族の介護負担が大きすぎないか?

様々な視点から居宅ケアマネは利用者さんへの介護支援を立案しなければいけない訳です。

そして、そこでの「正解」である家族支援とは?

一概に、これ!とは言えませんが、ただ一つ言える事があります。

それは、家族の中でも「キーパーソン」である主介護者です。

そのキーパーソンの方が日頃、どれだけの時間を割いて高齢者介護をしているか?

その介護の比重が大きくないか?

そこが見分けられる事が出来るのが、正解な居宅ケアマネとしての家族支援です。

私から言わせると、家族さんの介護比重について「自分がこんな在宅介護をしながら仕事もしていたらどれだけの負担に感じるだろう?」

この思考が出来れば、最低限でも家族支援が出来ている様な見地が出来るので、私が考えるに「正解」です!

居宅ケアマネの家族支援の不正解とは?

前項でも話した通り、読んで頂けると既に答えは出ているんですよね。

居宅ケアマネの介護支援の不正解とは、利用者さんへの介護支援に大きく比重を置き、主介護者である家族(特にキーパーソン)の方の大変さに気付けない、又は気付こうとしない事が「不正解」なんです。

(家族も介護支援有りきの話です)

ケアマネは、研修でも知った様に「利用者さんのニーズを読み取れ」、みたいな感性がとても必要とされます。

これは、ケアマネとしての実力が試されます。

それがケアマネジメントへと繋がる訳ですから。

例えばケアプランに「健康的な生活を送りたい」みたいなニーズを挙げるケアマネはどうなのかと思いますよ?

だって、「健康的な生活を送りたい」と言うニーズをあげたら、虫歯だってあってはいけないんですよ?

そんな生活、誰もが送れたら良いですし、曖昧さが露呈しまくっているんです。

こんな曖昧なケアプランを作成しているだけで、「家族支援は無理だなぁ」と直感で解ります。

実は、この例を言うと解る事があります。

家族支援と言う介護支援は、日頃から利用者さんへどれだけニーズを探し求めてるかと言う、ケアマネの頑張り方・ケアマネジメント力から波及していくものなんです。

利用者さんを知り、その中で家族の介護支援力も知り得てくると言う事です。

未だ、ケアマネ初心者の方には難しいかもしれませんが、それは自分が居宅ケアマネとしてどれだけ「やりがい」を持って仕事をしているかと経験がものを言う世界です。

私の様に、失敗してしまう居宅ケアマネもいると思います。

しかし、その後の思考変換で家族の介護負担を減らしながらのケアマネジメントが出来れば大丈夫です!

出来なければ、利用者さんも家族さんも「かわいそう」では済まされない位の苦情が出てきたりもするので、ケアマネも日々自己研鑽が大切です。

ただ、無理はしない様にですね!

どうにもならない時は、我慢せずに管理者さんや同僚のケアマネへ相談しましょう。

まとめ

現代社会も精神的に厳しい状況です。

その中で、ケアマネは大変な仕事です。

厳しい世界だと思いますよ。

そして利用者さんだけでは無く、家族も支援しなければいけません。

しかし、貴方はケアマネなんです。

脅しでは無く、立派な介護支援専門員です。

だから、ケアマネ試験も現状は難しい訳ですよ。

それだけの専門スキルが多岐に渡り要求されますから。

社会福祉士や精神保健福祉士や医師とも連携していかなくてはなりませんから。

地域包括支援センターもですね!

介護福祉士とは、また違った刺激と仕事内容ですからね。

なので、それなりの試験を突破して、ようやく「ケアマネジャー」と名乗れる舞台に立てる訳です。

そしてその後が、1番重要だと考えると良いですね!

人生経験に置いても、良い仕事だと思いますよ。

「それだけ、貴方は頑張ったんだもの」

そして、せっかくケアマネへ合格した方も、介護支援専門員と言う仕事がオールラウンダーと言う事を考えながら、日々のケアマネジメントが利用者さんだけでは無く、「家族も救う事が出来る」と考えると良いですね!

それだけ、魅力のあるケアマネと言う仕事なんですから。

これから、介護福祉士や看護師からケアマネへ転職する方へも良い刺激になったのでは無いでしょうか?

 

失敗は人間ですから誰にでもあります。

しかし、その失敗を最小限に抑える事も大切であり、その後に利用者さん含めて、「家族の介護負担を考えられるケアマネ」へと益々飛躍される事を切に願っています!

そこで、新人ケアマネも最初は大変です。

そこで、ケアマネとして仕事に慣れる近道について考えてみましたので合わせてご参照下さい。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

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