こんにちは!前田裕です。
今回は、初心者ケアマネに営業をさせていませんか?について考えていきたいと思います!
ベテランケアマネの皆さんや介護事業所のお偉いさん方々、初心者ケアマネに利用者獲得やデイサービス・訪問介護への囲い込みを過度な営業をさせていませんか?
私は、初めてケアマネ試験に合格して実務者研修を受けて様々な「い・ろ・は」を学び、ケアマネって良い仕事だなぁと感じたものです。
利用者さん本位のフォーマル・インフォーマルサービスを上手く活用して、ケアマネとして必要なニーズを導き出して介護支援を行う事を。
が、しかしです。
実際に居宅介護支援事業所へケアマネとして転職すると、そんな事はほぼ皆無な世界でした。
「そんな、甘い世界な訳ないだろ!」
と聞こえてきますが、私も居宅や施設、小規模多機能事業所と様々な場所でケアマネをしてきましたが、とにかく営業に行って囲い込みの営業を意地でもさせられ続けた1人です。
1人利用者さんを獲得出来たら報酬5,000円とか言う介護事業所経営者さんも居ましたね。
こんな事が毎日であればウンザリしますよね。
そもそも、初心者ケアマネにいきなり営業は無理な話です。
初心者ケアマネには覚える事が山ほどあるんですから。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
初心者ケアマネは最初が肝心!
初心者ケアマネは初めての業務初日はいくら介護現場のベテランでも、ケアマネ業務は初心者です。
介護現場とは訳が違います。
最初は相当な緊張やプレッシャーもあるはずです。
初めて利用者さんへ挨拶へ行くのにもドキドキしちゃうくらいです。
挨拶だけで何十分も時間を裂ける時間もありませんから。
とにかくケアマネの仕事には書類が山ほどあります。
しかも、初心者ケアマネなら1つ1つの書類の意味さえ訳わからない事だらけです。
そこに、「そんなパソコンばかり触ってないで営業してこい!」なんて言われても困る話ですよね。
初心者ケアマネは、最初にどう言う動きをしながら書類の1つ1つやケアプラン作成・サービス担当者会議について1年は時間を掛けなければ立派なケアマネへとはなれないと思います。
介護士と同様にケアマネも実践と経験がものを言う世界です。
困難事例も体験する事にもなりますから。
初心者ケアマネなのに誰もまともに教えてくれない現実
これは初心者ケアマネさんでは「あるある話」だと思います。
何故そんな事が起きるかと言われれば、初心者ケアマネで無いベテランケアマネも毎日がドタバタの日々だからですね。
なので、初心者ケアマネは「なんで誰もまともに教えてくれないんだ」と言う現実を目の当たりにする訳です。
実際に、それが原因で直ぐに辞めていく初心者ケアマネさんを何人も観てきました。
確かに1つ1つ細かーくなんでも横にべったり付いて初心者ケアマネさんへ教える事は間違いなく出来ません。
しかし、ピンポイントでベテランケアマネさんも教える事は出来るはずです。
ベテランケアマネさんも日々の業務は勿論の事、利用者確保や囲い込みをしたくも無いのに営業している現状もあるのです。
これでは、初心者ケアマネは全く育っていかないと言う負のスパイラルである事を、介護事業経営者さんもよく理解して欲しいものです。
これが、現状におけるケアマネの現実ですね。
初心者ケアマネは自己研鑽も大切
さすがに、ハチャメチャなブラック企業や法人で初心者ケアマネに営業をさせる職場は「辞めたが良いです」
ハッキリ言います。
しかし、何でもかんでもそうとは限りません。
初心者ケアマネは自分で調べると言う自己研鑽をしなくてはいけません。
これも、ハッキリ言います。
介護現場でも同じ事が言えますが、介護士も新人さんに丁寧に手取り足取り教える暇はありません。
介護人材不足と介護現場が忙しいからです。
例えば、初心者ケアマネさんが前職はバリバリの施設介護福祉士だったとしましょう。
「その時、あなたは新人介護士さんへ手取り足取り教える環境でしたか?」
はい!と言える介護士さんは相当良い介護職場で働いていたのでしょう。
介護職は勿論の事、福祉業界は自己研鑽と実践で学ぶ事が多いと思います。
これは初心者ケアマネにも同じ事が言えます。
自分で調べてみたり、行政へ聞いてみたりして覚える事も多いです。
それでも理解出来ない事をベテランケアマネさんへ聞いてみましょう!
顔色を伺いながら出来ると尚良いですね!
ケアマネは、利用者さんの人生設計をしているような存在です。
それを、介護支援事業者やインフォーマルサービスを有効的にケアプランへ落とし込む事が大切な事です。
そこで頑張って得た、ケアマネとしての知識と自己研鑽してきた経験を糧に営業を担う事がやっと出来る訳ですね。
勿論、「なんでケアマネが営業しなきゃいけないんだよ!」となりますが、そこはやはり資本主義な面もあります。
初心者ケアマネとして出来る、自分の許容範囲内で営業はしましょう。
それでも上から圧力を掛け続けられるなら、ホワイトな居宅介護支援事業所へ転職する事を考えて良いと思います。
そこまで、頑張りすぎると精神的にヤバい状況にもなりかねません。
無理は禁物です。
福祉業界では、まだ働き方改革が全く通用しない介護事業所や介護保険施設が未だに多いです。
これは困ったものですね。
時間に任せるとしか言えません。
それが今の福祉業界事情でもあります。
しかし、介護人材不足は相当問題視されているので初心者ケアマネさんもこれから良い職場へ転職できる状況へとシフトしていくとは思います。
徐々にでしょうが。
あまりにもブラックな居宅介護支援事業所へ就職してしまったのであれば、転職も視野に入れて良いかと思います。
過度な営業を初心者ケアマネへさせている介護事業所は、辛いだけです。
自己研鑽をしながら、上手く先輩ケアマネへ教えてもらいましょう。
基礎資格に介護福祉士か看護師か管理栄養士か?でも先輩ケアマネにも介護支援の方法が違います。
つまりは、美味しい所を初心者ケアマネ時代に習得できると将来有望なケアマネジャーへと成れるはずです。
実はそんなケアマネが在籍する、しっかりとしたホワイトな介護事業者が今後残っていきますから。
介護人材は大切にですね!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な記事を掲載しているので、読んでいただけると嬉しいです!
-
【経験談】新人ケアマネジャーが仕事に慣れる一番の近道について
長い期間の勉強と、研修などを終えて新人ケアマネジャーとなってからが、ケアマネジャーとしては本番です。ここで、出来る限り仕事を早く覚えてスムーズにこなすためのポイントをまとめてみました。初めてケアマネジャーになって困ることケアマネジャーになって初めての仕事の時は右も左もわかりません。特に、仕事が始まったばかりのころに困るであろうポイントをまとめています。
-
【実体験】ケアマネージャー(介護支援専門員)を独学で合格するためのアドバイス
ケアマネージャー(介護福祉専門員)を目指したい。と思って、勉強を開始する人はたくさんいるでしょう。中には「どこかで習った方がいいのか」「独学で大丈夫か」「自分には無理なんじゃないか」と不安になる方も多いようです。そんな方の為に、私が独学でケアマネージャーになれた経験談からアドバイスをしていければと思います。「なぜ、ケアマネージャーを目指すのか」を考える一番に大事にして欲しいのは、「なぜ...