こんにちは!
介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。
皆さん、介護福祉の仕事を始めて今の職場に満足していますか?
人間関係や、活躍できない・給与に満足できない。
こういうことに、誰しもが直面したことがありますよね!
そこで、今回は介護福祉士になった後の転職事情についてご紹介します。
一言で介護福祉士といっても、その仕事内容は高齢者介護や児童福祉・精神福祉によってかなり異なります。
それぞれの施設の特徴を理解して、活躍できる職場を見つけましょう!
介護職場の条件を探す方法もご紹介したいと思います。
ただし、ホワイトな活躍の場は限られています。
(*ここが重要なところですね。)
それでは、今回もよろしくお願い致します!
介護福祉士の主な仕事は?
まずは、介護福祉士の仕事内容を整理してみましょう!
思い返すためにも重要なことです。
・介護福祉士の主な仕事は、身体や精神の障がいで日常生活を行うのが難しい人の援助を行うことです。ここでいう援助とは、身体的なものにとどまらず、精神的な援助も含まれます。
・加えて、利用者さんだけではなく、その家族に対しての援助、相談を行うことも介護福祉士の大切な仕事の一つです。
介護福祉士として、活躍できる介護職場の場は多いのです。
では、具体的な介護福祉士の仕事内容にも再確認してみましょう!
高齢者介護だけでも介護福祉士の働き方の場所は多くあります。
では、さっそく以下に具体的にご紹介します!
具体的には?
介護福祉士は主に以下の4つの仕事を担うことになります。
- 身体介護:食事や排泄、入浴などの身体的な援助
- 生活介護:食事の準備や掃除洗濯など生活に関する援助
- 相談支援:利用者さん及びその家族への相談支援
- 社会支援:利用者の自立を促すための支援
介護福祉士の担う主な役割はこれだけ多いんですよ!
なので、高齢者介護にも多くの福祉職場があるということに直結します。
介護福祉士の主な就職先には、
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 介護つき有料老人ホーム
- 訪問介護事業所
- デイサービス
などがあります。
でないと、不満やストレスばかりが溜まるだけですからね!
しっかりと、介護福祉に携わるものとして「活躍できる・やりがいがある」介護職場の条件を満たす場所を探す事が重要なんです。
それでは以下に、高齢者介護の主な紹介をしていきますね!
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム(通称「特養」)は、社会福祉法人や地方自治体によって運営される公的な介護福祉施設です。
特養への入居条件としては以下になります。
- 65歳以上で医療的機関での特別な設備や医療が必要のない要介護認定3以上の方(IVH等)
- 要介護認定3以上で、特定疾病と認められた40〜64歳の方
- 特例により入所が認められた要介護認定1〜2の方
これらの、いずれかを満たす必要があります。
そして特養には、入居者さん3人に対し介護職員1人が配置されるという基準があります。
また、通常の介護福祉士の業務はもちろんですが、それに加えて、看取りを行うことが多い点が特養の特徴です。
看取り介護について、多く学べるのが良いですね。
人が亡くなる事は辛いですが、それも介護福祉士として「どう受け止めるか?」が大切な精神とやりがいへと繋げられることが重要ですね!
介護老人保健施設
介護老人保健施設(通称「老健」)は、介護保険法によって定められた公的な施設であり、医療の提供やリハビリなどの介護が必要な人が入居できます。
入居者の在宅復帰とリハビリが主な目的となるため、一定期間で退去することが前提となっています。
しかしながら、なかなか在宅復帰できる高齢者が少ないのが現状です。
何年も老健へ入居している高齢者が多いのです。
つまり、結局在宅復帰できずに特養待ちの高齢者が多いということですね!
老健への入居条件としては以下をご参照下さい。
- 要介護1以上であり、入院の必要がない65歳以上の方
- その他特定疾病により介護認定が降りている40〜64歳の方
のいずれかを満たす必要があります。
老健では、生活支援に対するサービスが充実していないことも多く、基本的には食事や排泄、入浴といった身体介護が中心的な仕事になります。
しかし、昨今は「生活リハビリ」として介護福祉士が活躍している老健も増えてきています。
そういう老健では、介護福祉士として「やりがい・活躍できる」という側面があるので転職するには良いかもしれません。
簡単に言うと、在宅と病院の間のような中間的存在ということですね!
介護付き有料老人ホーム
介護付き有料老人ホームとは、人員や設備、運営に関する基準を満たし、行政から「特定施設入居者生活介護」を指定を受けた施設のことを言います。
介護付き老人ホームの多くは民間企業によって運営されているため、公的施設である特養や老健に比べると、やや費用が高い傾向にあります。
そして、入居の条件があります。
- 「介護専用型」の施設の場合は、要介護1以上
- 「混合型」の施設の場合は、自立生活が遅れる型でも入居可能
であるため、特養や老健に比べて、入居しやすいという側面もあります。
しかしながら、費用は民間なのでピンキリであるというところが介護保険施設との大きな差です。
そして介護付き有料老人ホームは、ホーム長をはじめとして、介護スタッフや栄養士、機能訓練指導員に生活相談員、ケアマネージャーに看護職員など多くの専門職が協力して入居者のサポートに当たります。
高齢者専用施設とはいえ、民間が運営しているので介護福祉士として転職する際には仕事内容をしっかりと把握しておくことが秘訣です。
当然、介護福祉士の主な仕事は各種の介護援助になりますが、それに加えて各専門家とのコミュニケーションも欠かせません。
自立介護支援というより、介護業務が多いのも特徴ですね。
これは、多くの介護付き有料老人ホームでは民間が運営しているパターンが多い為に、人件費をギリギリまで削減して介護人材不足な状況で運営していることが多いので要注意とも言えます。
実は、ここの見極めが重要です。
訪問介護事業所
訪問介護事業(ホームヘルパー事業所)は、入居施設ではなく、必要に応じて介護者が介護を必要とする方の自宅へ赴き、そこで介護を行います。
基本的に利用者が自宅で自立した日常生活を送れるような支援をすることが目的となります。
介護保険上、要支援1から要介護5の方が、訪問介護の利用対象となります。
(自費での利用も可能な場合もあります)
利用者の自宅で介護を行うことは、利用者の負担が少なくなるというメリットがある反面、利用者にしてみれば「他人が自宅に入ってくる」というストレスを抱えることもあります。
なので、事前に利用者本人や家族としっかりコミュニケーションを取り、介護内容などについて事前にしっかり話し合っておくことが適切な介護援助の提供に繋がります。
利用者さんの城で働くという、限られた時間の中で働かなければいけないという現状もありますね!
なので、介護福祉士として「向き不向き」が大きくわかれるのが特徴です。
デイサービス
デイサービスは、日帰りで施設に通いながら介護などの援助を提供するサービスです。
デイサービスの利用者は比較的に要介護度が1〜3位の高齢者が多いため、その他の介護施設よりは働きやすいと言われています。
また、日帰りという性質上、夜勤がないのも大きな特徴です。
デイサービスでは主に、食事や入浴のサポート、利用者の送迎、機能訓練、レクリエーションといった仕事を行うことになります。
身体的な援助も必要とされますが、デイサービスではそれ以上に「レクリエーションの充実と自立支援介護特化型・入浴特化型・認知症特化型」をはじめとした社会的な援助を大切にする介護職場が増えてきています。
なので、簡単にデイサービスと言っても多岐多様なので介護福祉士として転職する際には注意が必要ですね!
交流の機会を維持・促進や、日中に家族が不在の場合に有意義な存在がデイサービスです!
介護福祉士の転職はホワイトな職場へ
今回は、介護福祉士の転職事情についてご紹介していきました。
一言で介護福祉士といっても、その仕事内容は働く介護施設や在宅介護によって少しずつ異なります。
自分の利用の介護福祉士像やどんな人を援助していきたいかなどを踏まえて、働く場所を考えていきましょう。
そんな、介護福祉士として活躍できるホワイトな介護職場の条件を探す方法を以下にご紹介しておきますね!
長く勤務できる、介護福祉士としての職場探しの決定打になります。
私自身もこれまで介護福祉士・ケアマネ・介護施設長と介護福祉の転職サイトを無料で利用してきました。
厳選した介護転職サイトのみしかご紹介は致しません!
介護福祉士として、自分に見合ったホワイトな介護職場へ転職できることが1番ですね!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
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