こんにちは!
介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。
要支援や特に要介護状態になってしまった高齢者さんが在宅介護かしせち介護かを選択する難しさの決め手を考えると、家族だけで決断するのは相当難しいですよね!
ケアマネジャーでさえ、どこまでフォーマルサービスやインフォーマルサービスを考えながらも難しい判断です。
つまりメインは、「家族がどこまで親の介護支援が出来るか?」ということが特にフォーカスされます。
考える程に、なかなか上手く在宅介護に限界があるのかが解らないまま、知らぬ間に逆に家族が介護鬱に陥ってしまうパターンさえ多くありますから。
それだけ、現状で在宅介護がこれからも続けていけるかという判断は難しさがあります。
国は在宅介護を推進していますが、それは実質難しい問題ですよね。
そんな在宅介護か施設介護かを選択する問題について細かく説明していきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
在宅介護のメリットとデメリット
在宅介護にもメリットとデメリットがあります。
時間的な要因が大きく左右すると言うところが肝ですね!
ほぼメリットが多いのですが、大きなデメリットがあります。
それぞれについて解説していきますね!
在宅介護のメリット
在宅介護のメリットを一挙ご紹介します!
・介護支援を受ける方が必要なサービスをケアマネジャーがプランニングしてくれる。
・住みなれた環境のもとで、ヘルパーが一緒に介護や交流をしてくれる。
・通所系サービスを利用することで、他者との交流の機会が出来る。
・環境として、地域との交流を民生委員や友人と続けることが出来る。
・家族への負担軽減が出来て生活を維持できる。
これらが主な在宅介護で生活出来るメリットですね。
人間は普通、住みなれた環境で生きていく事が心身的にも落ち着くので在宅介護の良いところです。
環境がガラッと変わる事が1番のストレスですからね!
在宅介護のデメリット
在宅介護のデメリットは、かなり限られます。
それでは以下にご紹介!
・介護支援を受ける時間制限がある為に、他者が入らない時間帯(特に夜間)が生まれてしまいやすい。
・身体的・精神的な不自由や不安感が生まれやすい方は、生活自体に24時間体制での介護支援が出来ない。
・寝たきり状態での在宅介護には限界がある。(家族への負担が大きくなる)
この3つが1番のデメリットだと私の経験上、仕方なく生まれてしまします。
こう言う部分は仕方がないと言う他ありません。
ただし、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホームで在宅生活をしている高齢者さんについては、少しは心身的にも安心出来る環境かもしれません。
または、民生委員や友人の介入が多く入っていれば良い在宅生活が送れるパターンも考えられますね!
施設介護のメリット
施設介護のメリット・デメリットについて考えていきましょう!
それでは一挙にご紹介していきますね。
・24時間体制で安否確認ができる。
・必要な時に介護支援を受ける事ができる。
・生活スタイルにおいて、規則的で健康的な生活ができる。
この3つが大きなメリットです。
しかし、少しお話ししておかなければいけない事があります。
ぶっちゃけですね。
施設介護のデメリット
それでは、施設介護のデメリットをご紹介していきます!
・ほぼ介護施設内での生活が多い為に、日時が把握出来ない状態になりやすい。
・毎日の生活スタイルがあまり変わりない為に、生活していて良い刺激が少ない。
・慣れ親しんだ友人や民生委員との関係性が途切れやすい。
・在宅生活へ戻れる可能性が極めて少ない。
そうしても介護施設へ入所・入居するとこう言う閉鎖的な状況へと陥りやすくなります。
24時間体制での安否は保障されるものの、外部との関わりに制限が大きく生じると言う事ですね。
在宅介護と施設介護の選択とは
ここまで在宅介護と施設介護のメリット・デメリットを考えてきました。
そこで感じたことは、「どちらを選べば良いか未だに解らない」と言う難しい判断なのです。
在宅介護を受けている場合、家族の介護疲れを解消する為にショートステイの利用をする事がよく見受けられます。
これは、正解な判断ですよね!
ただし、それでも日常的な介護疲れが蓄積していき家族の中での主介護者が心身的に「今の在宅介護が正解なのか?」を深く考える事が重要です。
解っているよ!と感じますが、家族は基本的に「私が頑張らないと!」と言う考えになっている方も多いので、特にケアマネジャーはよく耳を傾ける事が大切なんです。
家族へも配慮する事も大切だからですね!
主介護者が倒れてしまっては、一気に在宅介護のあり方が崩壊してしまいますから。
特に多いのは、家族の介護鬱が特に多いです。
これらも疑いながら、慎重に最適な在宅介護を進めなければいけません。
在宅介護と施設介護の良さを考えて決める
ここまでご紹介してきた通り、在宅介護か施設介護かを選択する難しさの決め手を決めることは容易ではありません。
そして家族の中には、事実の介護負担を話す事が出来ない方も多くいます。
主介護者は、「私がなんとか頑張って介護しなければ」と言う固定観念のようなものを365日繰り返している事が多いんですね。
そして、その大変さを他者へ話すことはしたくないんです。
それだけ、意地でも頑張って介護をすると言う事をどれだけ辛くとも弱音を見せたくはないんです。
特に、息子嫁に多いです。
家事の延長に息子の母親の主介護者になっているパターンです。
しかし、ケアマネもモニタリング等で訪問した際に、顔色や口調で主介護者の疲労具合も解ると思います。
または、疲労具合をお聞きして在宅介護でも主介護者が安心できる時間が出来るように提案してみるのも良いでしょう。
今の在宅介護サービスだけでは足りない事があるかもしれません。
そう言う決めてを考えることは、とても重要だと言うことなんですよ!
支援するのは利用者さんや入所者さんだけでは無くて、その家族や主介護者です。
当たり前なことですが、本当に家族支援が出来ているかを考えてみるのも大事だと言うことですね。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。