こんにちは!
介護施設長の前田裕(@masakuraudo0415)です。
今、介護福祉業界ではAI化が注目されていますね!
介護福祉業界の人手不足問題は深刻ですから。
そこで1つ考えるのが、介護福祉人材不足が解消されるのか?
と言うことです。
簡単に結論を言うと、「今後も介護人材は必要」です。
AI化で人材不足を補うことはできません。
と言うか、介護福祉人材がマンパワーとして必要なんですよね!
何故、AI化が進み介護をする人材不足を補うことはできないのか?
そんな理由について考えていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
AI化することで何が起きるのか?
まず、AI化で介護業界で何が起きるのか?
おそらく、介護ロボットが皆さんには思いつくキーワードだと思います。
そこで、まずはAIについて簡単に知っておくことも必要ですね!
AIについて解説
そもそもAIとは「人工的に作られた知能」と言うカテゴリーになります。
実は、様々な研究者や専門家がいますが定義がないんですよね。
しかもAIには2つの特徴があります。
以下をご参照下さい。
・自律性
人間が指示することは無く、自動で作業する能力
・適応性
経験と学習によって能力を向上させることです
この2つで1番解りやすいのが「ロボット」です。
自律性というAIですね!
この場合、介護業界で出来る役目としては実質上ありません。
何かしら考えれば有るかもしれませんが、自律性のAIでいうと工場やルーティーン化された部分での役割び特化した性能ですね。
正に、同じ作業を常にし続ける事に特化したAIで、現実社会では既に活用されています。
しかし、介護業界ではあまり活躍の機会はないですね。
では、適応性のAIです。
これが1番介護業界では生きていくかと思います。
いわゆる「介護ロボット」で活躍できることがあるということです。
ただし、高齢者さんにロボットが受け入れられるか?
という部分で、もしかすると良い活躍ができる可能性は否定できません。
では、どう言う活用方法がAI化に求められるのでしょうか?
AIで有益な利用の仕方
介護福祉業界でAI化で人材不足を簡略化できることは既に用いている介護事業者もあります。
やはり、介護ロボットはかなり難しいからですね!
つまり、介護支援として人間では無いという部分です。
介護ロボットで人材不足を補うことはできません。
ただし、介護記録や利用日時や送迎管理はAI化できます。
これができると、今まで人為的な作業を効率化できるということです!
これは大きな利点だと思いますよ。
例えば転倒事故が起きても、そこをAI化している事で改善策も参考になるからです。
介護職側では見つけられなかった事がヒントになったりもするわけですね!
ただ、ここまで話したAI化で全てを任される訳ではないという事もあるんです。
AIにはできない介護支援がある
介護福祉業界で仕事をしていると、介護ロボットではできない介護支援が多くあります。
特にAI化では難しいのが「認知症介護」です。
ここは、介護職という人間が感情や思考を駆使しなければ無理な介護支援です。
だって、認知症を完治させる事自体が難しいですし、認知症罹患者にとっても中核症状や周辺症状が多岐多様すぎるからですね。
そんな症状をAIにはできるんでしょうか?
しかも、介護ロボットとなると更にハードルが上がりますよね。
認知症介護は精神科医でも根本治療が難しいのが現状です。
なので、介護福祉業界では様々なアプローチを考えるんですが、試行錯誤の毎日ですよ!
ただし、AI化もロボットでは無い方法を考えて上手く活用できれば、介護業界の人材不足の大きな手助けになる可能性も実は秘めています。
介護支援の手助けになる事がAI化の始まり
いわゆる介護ロボットばかりにAI化をいきなり目指さない事が1番だと考えます。
もちろん、介護ロボットも一役は事実出来ます。
簡単にいうと「見守り」という事です。
ただし、監視カメラとは違う形でのあり方が必要です。
プライバシーの尊厳がありますからね!
そこで、まずは介護業界ではまず書類系が多いのでAI化によって様々な視点を解析して効率化してくれる事からが既に始まっています。
いわゆる、ケアプランや介護計画書ですね!
介護福祉職にとって書類の多さは苦痛です。
しかも、それが原因でマンパワーとして必須な介護支援ができないと言う悪循環が年々増えているんですよ。
相当な時間の効率化と言い介護支援が提供できるんです。
もっと言うならば、人材不足を補うことは現状できませんが、AI化により「質の高い介護支援が出来る」と言う良いメリットはあります。
つまり、今から良い活用方法での介護支援をAI化により書類系の業務を大きく改善出来ることだけでも良いと言うことです!
それだけ、人材不足を補う事ができて良いチームプレーも可能な訳ですね。
まとめ
介護福祉業界は今まさにAI化に大きく舵をとっています。
ただし、それで介護業界に介護職が居なくなる程のメリットまでは行き着かないものの、作業の効率化は出来ますよ!
と言う事です。
介護福祉は「人対人」が切っても切れない重要な仕事です。
100年後とかの未来は解りませんが、現時点においてと言うか今後も介護業界には人材は必要不可欠です。
介護支援ってそうも簡単にAI(人工知能)だけでは完結できないと言う事ですから。
もっと言うならば、認知症介護を把握出来ることほど難しいものは無いです。
そんな難しいプロフェッショナルな人材がいるからこそ、AI化で人材不足を補うことはできません。
介護業界はそんなに甘い世界ではありませんからね!
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。
以下にも、様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると嬉しいです。