こんにちは!
前田裕です。
今回は、介護士として働く事は大きな決断なのか?について考えていきたいと思います!
私も介護士として最初は不安だらけで福祉の世界に飛び込みました。
正に大きな決断だったと、20年近く介護の仕事を糧としていると今更ながらに感じます。
介護士からスタートし、介護福祉士・ケアマネ・介護施設長まで経験させてもらう事になるとは当時を振り返ると、私にとっては介護士として働く事が良い道だったと感じます。
しかし、現代の高齢化社会は超が何個もつく程の介護士の人材不足が懸念されていますよね。
介護士にとってのやりがいを感じる前に、介護という仕事の対価である給与が余りにも低すぎるというのが1番の原因です。
また、介護という仕事を10年以上続けている仲間から最近電話がありました。
「介護の仕事はやりがいはあるけど、給与に見合っていないから他の仕事でも探そうかな」
という内容でした。
私は、彼が介護に相当向いている人柄だと知っていたので「もう少し考えてみて他の介護事業所の役職とかへの転職もできるんじゃないか?」
と話しましたが、彼はすでに腹をくくっていた様子で、「他の産業へ1度転職してみて考えるよ」と最後に答えてくれました。
まー、それも人生なので色々と考えてみて良いと私も同感でした。
私の場合、介護以外に何が自分に出来るのか考えてみる事もありますが、全く思いつかないんです。
介護にどっぷり両足はまってしまっているんでしょうか(笑)
それでは、今回もよろしくお願い致します!
介護士が介護という仕事を辞めたいと思う理由とは?
介護士は毎月の給与を観てがっくり来てしまいます。
介護を初めたての介護士も介護福祉士もそこまで給与に大きな差が無く、低賃金だからです。
昔(10年以上前)から比べても介護士の給与は3〜4万円位上がったかな?
と言うレベルの話です。
こうなってくると、介護士10年選手も新人介護士と給与に大差が無ければ、そりゃあ辞めたいと考えてしまいますよ。
私も100回くらい介護士を辞めたいと考えましたよ。
しかし、いつの日からか介護しか仕事が出来ないと自負してしまったんですね。
いきなり車の営業マンや製造業とか未知の領域なので、正直介護をだらだら続けて来たと言うのが本音ですかね。
今は良い歳にもなり、介護を糧として仕事をする事に誇りを持っています。
(と、自分に言い聞かせています)
では何故、長年介護士として働いてきた方々が辞めて行くのかを考えてみました。
介護士から介護福祉士になっても給与は大差ない
もうタイトル通りの見解ですよ。
例えば、介護士から介護福祉士になって給与は上がるか?と言えば、そりゃあ上がります。
しかしです。
ここからがおかしな話です。
せっかく介護福祉士国家試験に合格して晴れて、介護士から介護福祉士と言う国家資格所持者に成れたもののどれ位給与は上がりましたか?
基本給が1万円も上がれば御の字です。
殆どが、基本給は変わらずに介護福祉士手当1万円かそれ以下だと思います。
ビックリしますよね!
介護福祉士って国家試験ですよ?
相当勉強して、研修もクリアしてようやく介護福祉士に成れたのに給与が介護士の時と大差ないと言う現実です。
こればかりは私も未だに謎です。
介護福祉士をバカにするなと考えます。
勿論、少ない介護報酬で法人や企業はギリギリの人件費を捻出しているのは理解出来ますが、これでは誰も介護福祉士になりたいとは考えません。
社会福祉士や精神保健福祉士の方がもうちょっと良い給与なんですよね。
では、介護士の現在の給与で不思議な現象が起きているので以下にご紹介致します。
介護士10年しているが新人介護士の方が給与が高い現象
これまたタイトル通りの現象が現実に起きています。
10年も介護事業所や介護施設で働いているのに、最近入ってきた新人介護士の方が給与が高い現象を観た事がありませんか?
私は何度も観た事があります。
10年も辞めずに働いていればそれなりに昇給していて当たり前だと思うのです。
しかし、蓋を開けたら新人介護士の方が給与が良いか、同じ位なんてザラにあります。
何故、このような現象が起きてしまうのか?
それは、10年前の最低賃金と今の最低賃金の差です。
これにはどうしようにも歯向かえませんが、じゃあ10年選手の介護士の給与体型も現代に見合った額にしてくださいよ!と言う事です。
そうでもしないと、ずっと頑張ってきた介護士は辞めたくもなるはずです。
実は、まだ理由はあるんですね。
それは、介護士人材不足が大きな原因です。
介護事業所や介護施設は、介護士が足りない為に倒産すると言う事態が起きています。
そうならない為にも、少し給与を高めに設定して介護士の求人を出しているんですね。
更に突っ込んで言うならば、パートさんや派遣の介護士・介護福祉士の時給が思いっきり高いんです。
正社員の介護士の給与を時間給で割ってみたら時給900円。
しかし、パートや派遣の介護の時給は1200円とかですね。
そんな事が全国の介護の職場で起きています。
勿論、賞与を考えると正社員の介護士・介護福祉士が高いとは思います。
しかし、昨今の介護事業者もギリギリで経営しているのが現状なので小さい規模の介護事業所は賞与は寸志程度しか貰えてないのもリアルな話です。
いわゆる、ブラックな企業ですね。
そんな法人で働くより、良いホワイトな介護事業所や介護保険施設で働きましょう。
ハローワークでは中身が解らない介護事業所だらけですが、介護士転職サイトを利用する事で少しでもホワイトな介護職場で働ける可能性が格段に上がります。
それだけ、しっかりとしたフォローと見学も自由に出来るからですね!
介護事業所側も、そんな介護士転職サイトを経由した求人を多く出しています。
介護士・介護福祉士が居ないと潰れちゃいますからね。
それではここまで読んでいただきありがとう御座いました!
介護士としての転職は、よく吟味しましょう。
介護士人生の決断とも言えます。
ブラックな介護職場へ行ったら終わりです。
転職の繰り返しと言う負のスパイラルが待っています。
ケアマネも介護士転職サイトを活用できるので、おすすめです!
又、以下にも様々な記事を掲載していますので読んでいただけると嬉しいです!