こんにちは!
介護施設長の前田 かいごしせつちょう裕です。
今回は、介護士が知っておきたい糖尿病について!考えていきたいと思います!
前回は、高齢者介護の透析についてブログアップしております!
今回は、第二弾になります!
それでは、先ず介護士や介護福祉士の皆さんへお聞きします。
介護士の皆さんが勤務する介護事業所や介護施設では、少なからず1人は糖尿病を患っている高齢者の方がいらっしゃいませんか?
・・・居ますよね!
ここからが本題です(^ ^)
糖尿病は、簡単に言うと血糖値のコントロールが上手く出来ない、又は全く出来ない状態の方を言います。
介護士として糖尿病について、どこまで知っていますか?
今回は、介護士も知っておきたい糖尿病の内容を深掘りして考えていきたいと思います!
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
知っておくべき糖尿病について
私たち人間は、年を重ねるごとに筋力や感覚器官が衰えていきます。
勿論、内臓や皮膚も同じ事が言えますよね。
そこで、今回は糖尿病についてですが糖尿病は人間のどの器官が影響しているのでしょうか?
介護福祉士国家試験にも出題されるような問題です。
正解は・・「膵臓」です。
「すいぞう」と呼びます。
この膵臓から出ているインスリンと言う分泌物が制御出来なくなってくる事も、人間が高齢化していく過程で起きてしまう事もあります。
更に、筋肉量の低下や内臓脂肪が増たり、生活する上で活動量の低下が原因となり、血糖を下げる為のインスリンの分泌が減っていき、結果として糖尿病を発症してしまうと言う事になります。
高齢者の糖尿病について
高齢者の糖尿病患者さんの特徴を上げますね!
先ず、食後の血糖値が高くなる傾向にあります。
また、低血糖の時であっても、発汗や動悸、手の震えが出現します。
これが低血糖状態である事に早急に気付くか気付かないかで生死に関わる事もあります。
介護士が知っておくべき、糖尿病の低血糖状態の時の対応に差がでます。
こう言う場合は、糖分を摂取するなどの対応をしないうちに重症な低血糖になると言う事です。
こんな時はよく、看護師や医師より「ヤクルトを飲ませて」「アメをあげて」
と言うような指示を聞いた事があると思います。
こんな時は、高齢者は低血糖状態だと認識して下さい。
高齢者の糖尿病で知っておくべき食生活
糖尿病を患う方は勿論の事、高齢者の方へ配慮するべき食生活について考えていきたいと思います。
先ず、高齢者への食事療法は基本的に実践しなければ糖尿病は重症化していきます。
ただでさえ、心身共に機能が低下している為です。
因みに高血糖は勿論、脂質異常症、肥満の改善にも有効と言う事です。
基本的に炭水化物やカロリーの制限や、腎障害も併発しているか併発しそうであれば、カリウムの制限も必要になります。
又、一緒に運動療法も取り入れる事も重要です。
これらはデイサービスや通所リハビリ、介護施設でもPTや看護師と共に歩くことでの有酸素運動が大きくカロリー消費や心身の代謝もよくなり、糖尿病にはとても有効であり、予防にもなります。
介護士が糖尿病高齢者へ運動療法を意地でもしなくても良い
介護士は、医師や看護師が言う通りに高齢者へ意地でも運動を強要してもいけません。
介護士の本来の存在意義もしっかり持って行動する事がとても大切です!
例えば、自分に例えて「毎日30分走る事」と言われたらどう思いますか?
私なら、最初は頑張りますがいくら糖尿病でも「もう今日は勘弁してくれ」
と考えると思います。
これは、糖尿病の高齢者も同じ考えです。
勿論適度な運動を、それぞれの高齢者へ合った運動療法を計画する事がとても大切です。
しかし、糖尿病の高齢者さんの介護において知っておきたい事を解説します。
先ず、介護士が糖尿病の高齢者さんが運動する介護支援を行います。
そこで、高齢者さんも運動をする習慣が身に付いたという方もいます。
それにより糖尿病の治療としての生活改善の為の運動療法は、糖尿病患者さんによっては良い事ですよね。
しかし、糖尿病高齢者の方は毎日絶対にしないといけないと言う感情にのめり込みがちです。
それで、「はー今日も頑張って運動運動」
となってしまいます。
これが最後にもたらす事として、糖尿病の為の運動療法が苦になってくる事が多く見受けられます。
これがキッカケで、「もう運動はしたくない」となってしまっては元もこうも無いと言う現実です。
糖尿病になってしまった高齢者さんの気持ちもしっかり汲み取れる介護士へなり、看護師へ情報を共有する事が大切だと言う事です。
糖尿病の高齢者さんの気持ちへ寄り添う介護支援の元で、運動療法を行っていきましょう!
介護士が糖尿病を患う高齢者への支援
今回は、介護士が知っておきたい糖尿病について!考えていきました。
いかがだったでしょうか?
高齢者の糖尿病について少しでも解る事が出来れば幸いです。
因みに、高齢者さんは腎機能や肝機能が機能が低下している方が多いです。
そんな高齢者さんが、糖尿病と言う疾患を患うことで血糖値を下げる薬を使うと、薬を排泄や分解する力が弱くなる事がわかりますよね!
もしも薬が以前よりも効きすぎて低血糖になってしまったり、副作用が起きる事さえあります。
これらの知識を介護士が、「知っておきたい!」
と感じてくれるだけで、良い情報を担えればと思います。
高齢者の糖尿病について少しでも理解が深まる事で、介護士もスキルアップに繋がればと思います!
これからの介護士人生としては是非、糖尿病について知っておくべきだと私は思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとう御座いました!
以下にも、様々な有益な情報を公開しているので是非よろしくお願いいたします!