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ユニット型特養は介護人材不足の現代では不向き?

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、ユニット型特養は介護人材不足の現代では不向き?について考えていきたいと思います。

ユニット型特養の発足については、実のところかなり賛否両論分かれます。

従来の特養は多床室での介護支援を介護保険施設として国は運営してきました。

個室化(ユニットケア)については、当時厚労省は2000年初めに、北欧をモデルに「個室と共有スペースを組み合わせたユニット型個室を原則とする」

という施作を報じました。

完全に個室化してしまい、多床室を無くしましょうと。

しかし、その後2転3転し「多床室もやっぱりありだよな」

と考えが定まらない方向へと行ってしまったわけです。

「おいおい!しっかりしてくれよ、現場介護はドタバタだぞ!」

と突っ込みたくなりますよね。

そんなユニット型特養について、様々な観点から観ていきましょう。

それでは、今回もよろしくお願いいたします!

ユニット型特養の在り方と介護支援

前述で述べた通り、ユニット型特養は完全個室の特養です。

「ん?グループホームとほぼ似てるぞ?」

そう考える方も多いと思います。

ユニット型特養とグループホームの概念は基本的に似ています。

ただ、従来型特養よりも個別ケアに着目した特養を国が作ろうと考えて、ユニット型特養が2002年に誕生しました。

ちなみに入所定員は29名以下となっております。

ここで、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)について詳しく以下に説明します。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)について

厚生労働省より抜粋

旧型特養とユニット型特養の違いや人員配置・介護報酬についても詳しく書いているのでご参照下さい。

ユニット型特養で働く介護士は不満爆発

国は、ユニット型特養の設立するのに、助成金を打ち出しました。

そこで、爆発的にユニット型特養が増えた訳ですが今になってみれば大きな落とし穴がありました。

現代の介護世界では何が起きているのか?

先ず従来型特養では大人数を介護職員一丸となって介護支援をする事が出来る。

しかしユニット型特養では個別ケアが原則なので、1人1人に介護支援を対応しなければならないという事です。

一見すると、「ユニットごとに介護士が入れば良いじゃないか。」

こう考えるでしょう。

しかし、現代社会は現在進行形で介護人材不足の真っ只中です。

しかも1ユニットに9名の入所者がいると、介護士は3人必要です。

入居者3名に対して介護士は1名は必ず必要です(人員配置基準上)

しかも、ユニットリーダーが各ユニットへ1名配置は必ず必須要件です。

(ユニットリーダーは毎日常駐しなくても良いですがユニットリーダーの研修を修了していなくてはなりません)

こんな状況下で、個別ケア自体難しい中で、例えば1でも介護士が休むとなると誰か1人の介護士が必要になります。

こんな状況下では、従来型特養よりも介護報酬が上がっていても介護人材が居ないので結局休日出勤や残業が多くなってくるのです。

そんな状況なので、辞めていく介護士が多いのも事実です。

それでもユニット型特養で働く意味

ユニット型特養で働く事はきついと話しました。

しかし、それは実を言うと「介護人材が豊富なユニット型特養へ転職する事」です。

そしてそんな職場へ介護士として転職する事で、ユニットケア(個別ケア)を体力的・精神的負担なく学べると言う事です。

勿論、そんな良い条件下でのユニット型特養への転職は難しいです。

ハローワークでは自分で転職先を判断するしか有りません。

しかし、そんな良い条件でのユニット型特養の実態はまず解りません。

良いコネでもあれば良いですが。

現代社会では、介護士としてユニット型特養へ挑戦したい方は以下の転職エージェントを利用する事を私はおすすめします。

それで、私は今の介護職場へ転職出来ました。

それこそハローワークでは非公開でした。

又、私自身も転職サイトを経由して以前ユニット型特養のケアマネとして働けました。

介護士として、良いユニット型特養への転職を是非オススメします(^ ^)

ユニット型特養は基本認知症介護には良い施設

今回は、ユニット型特養は介護人材不足の現代では不向き?について考えて行きました。

現代の介護事情としてユニット型特養は、介護人員が乏しい施設が未だに多いです。

これは、経営者側の人件費の問題もありギリギリで運営している職場が多いのが現状です。

しかし、良いユニット型特養へ転職出来れば間違いなく「個別ケア」が学べて将来の糧となるでしょう。

私自身、ユニット型特養でケアマネをしていて良かったなと今でも思います。

今の時代、まず特養自体への入所条件が要介護3以上と決められています。

(例外として著しく認知症状が重いと判断された要介護1・2の方も居ます)

特にグループホームで、疑似家族として一緒に生活する意味合いを持つ認知症介護を学んだ介護士さんも次は特養でユニット型での個別ケアを学ぶ事が私にとっては、とても素晴らしいと考えます。

特養自体、認知症が重度の方が重きを置く介護福祉施設です。

そこで、介護士として自分磨きをする事はとても有意義であると言う事です。

これからの、超高齢化社会で介護士・介護福祉士・ケアマネとして働く事は、国も推薦している事なので、就職難にもなりません。

そして、修羅場をくぐった介護士は相当強いと言う事です。

正に、これからの時代の先導を走ります。

何故ならば、需要と供給が介護の世界では最低でも後30年は絶対的に必要とされているからです。

それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

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