こんにちは!
前田裕です。
今回は在宅介護支援センターという言葉を聞き慣れていないかたも多いと思います。
在宅介護支援センターの役割を説明しながら、どのように利用したら良いのかのアドバイスをしていければと思います。
※市区町村によって地域包括支援センターとの統合をしているため、各市区町村で内容に一部差があります。
私の経験と知識の元で考察していきます!
在宅介護支援センターとは
在宅介護支援センターとは、在宅の要介護高齢者やその家族などを対象に、身近なところで必要な情報を提供して支援したり、その家族の方の負担を減らするために、在宅介護や生活上の悩みなどに関する総合的な相談に応じます。
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在宅介護支援センターでは何が相談できるの?
具体的には、高齢者の在宅介護に関する質問や相談ができます。
- 高齢者の在宅介護に関する情報提供(アドバイス)
- 医療機関との総合的な調整
- 日常生活に支援が必要な方への訪問等
在宅介護支援センターは複数設置されていることも
在宅介護支援センターを設置する主体は市町村、社会福祉法人、医療法人などでですが、夜間や緊急時など24時間体制によって対応する必要上、介護老人福祉施設や介護老人保健施設、病院に併設されていることが多いです。
市区町村によっては、住民の身近な相談窓口となるべく複数箇所設置されていることもあります。
在宅介護支援センターの役割
在宅介護支援センターの役割は
- 自宅で暮らしている援護が必要な高齢者
- 援護が必要となるおそれのある高齢者
- またその家族の方
からの相談に対して、アドバイスをしたり各医療機関との調整をしたりなどを行ってくれます。
そして各種の保険、福祉サービスが総合的に受けられるように市町村等関係行政機関やサービス実施機関や居宅介護支援事業所等との連絡調整等を行います。
在宅介護支援センターの人員設置基準
在宅介護支援センターには
- 社会福祉士等のソーシャルワーカー
- 保健師
- 看護師
- 介護福祉士
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
のいずれか1人を配置しなければなりません。
また、在宅介護支援センターの業務に支障がなければ、職員が他の業務を兼務しても平気です。
そして職員を2名以上配置する場合は、福祉関係職種と保健医療関係職種を組み合わせて配置することが望ましいとされています。
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在宅介護支援センターと地域包括支援センターの違いとは?
2006年に地域包括支援センターが創設されてからは、在宅介護支援センターは地域包括支援センターとの統廃合が進んでいます。
2つの違いは老人福祉法か介護保険法に基づいているかの違いです。
在宅介護支援センターは老人福祉法に基づき、地域包括支援センターは介護保険法に基づいています。
人員配置に関しても違いがあり、社会福祉士等のソーシャルワーカー、保健師、看護師、介護福祉士、介護支援専門員のいずれか1人を配置と定めている在宅介護支援センターと比べると、地域包括支援センターは人員配置を3人と定めていることが違います。
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現在は地域包括支援センターに統合
元々は、似たような役割を持ちながら別々に運営されていた「在宅介護支援センター」と「地域包括支援センター」ですが、現在では各市区町村で統合されていっています。
そういった統合の場合、「在宅介護支援センター」に「地域包括支援センター」で解決できていたことを追加する形で統合しているので、特には問題は無いかと思いますが、詳しくは地域包括支援センターの記事で纏めてありますので、一度読んでみてくださいね。
それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので、読んで頂けると嬉しいです。
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