こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
介護の仕事をしているとどうしても利用者様にイライラしてしまうことだったり、利用者様とのコミュニケーションで悩むことがありますよね?
私自身も利用者様との関係でこれまでたくさん悩んできました。
利用者様との関係で辛いことがあり、そのたび試行錯誤して良好な関係を築くために努力してきました。
そこで今回は私の実体験に基づいた利用者様に対するイライラの対処法などを余すことなく記します。
介護の世界では利用者様との摩擦が解決できずに辞めてしまう方も多いです。
そんな辛い思いをしている人を一人でも多く救いたいので、利用者様との関係で悩んでいるあなたは最後までご覧ください。
利用者様にイライラしてしまう
正直なところ介護の現場では利用者様に対してイライラしてしまうことがどうしても多くなってしまいます。
認知症の方は短期的な物事を忘れてしまうので、同じことを何回も何十回も言ってきます。
また、数分おきにコールを鳴らす方もいらっしゃいます。
他の利用者様の対応をしたいのに、ワガママに付き合わされて仕事が増えたり、思うように行動できなくなったりととにかく精神的にダメージが蓄積することは多いです。
何回も何十回も同じことを言われるので、イライラしてしまうのは仕方のないことかと思います。
しかし、工夫次第でこうした精神的ダメージを減らすことができます。
利用者様にイライラしてしまう時のの対処法
何回も同じことを言う利用者様やワガママを言う利用者様にイライラしてしまう時の対処法は2つあります。
・対応する職員を変えてみる
介護士がずっと同じ利用者様を対応していると、同じ事を何十回と言われてしまい気が滅入ってしまいます。
しかし、それは対応する職員を変えることで解決できます。
そうすれば同じ人に同じことを何回も言われることはなくなります。
これには他の介護職員の協力が必要です。
あまりにも同じことを言われてまいってしまう時は周りの職員に協力をお願いしましょう。
・一時話し相手をする
一時話を相手をすることで、言った本人の気分も変わります。
なので、一旦利用者様の話をきちんと聞いてみましょう。
それでも本人の気分が変わらないで同じことを何回も言ってくるようであれば、前者の職員を変える対応が必要です。
接するのが嫌になるときの対処
介護職でいろいろな方の介護をしていると中には自分に合わない利用者様と当たることがあります。
何事も上から目線で、介護士を召使のように扱ってくる方なども中にはいらっしゃります。
そんな利用者様と接するのが嫌になることもあるかと思います。
そういったプライドの高い方や認知症がそこまで進行していない利用者様への対処はとにかく褒めることです。
相手の良い所ややることをどんどん褒めましょう。
そうしたら、利用者様も良い気分になり、職員へのあたりも優しくなります。
それでもわがままな場合は、家族の方にたまに来所してもらい、本人の鬱憤をはらせてあげるのも有効です。
または散歩でも良いので、外出すると本人は気分も穏やかになります。
利用者様の気持ちを考えると介護がしずらい…
利用者様の気持ちを考えると介護がしずらいということで悩んでいる方もいらっしゃるとの声を聞きます。
おむつを替えることなど利用者様の気持ちを考えると泣いてしまうといった悩みを経験する人は多いでしょう。
しかし、そのようなことに思い悩む必要はありません。
人間年を取ると健康面、身体的な衰え等、何かしらの不具合が出てきます。
それを支えてあげられるのは自分や他の職員も同じであり、介護士は疑似家族になって接することが大切です。
自分のおばあちゃん・おじいちゃんだと思い介護をすることでスキルアップにも繋がります。
利用者様への声かけが下手で悩んでいる
おそらく多くの介護士が認知症の方との会話をすることを難しいと感じていると思います。
認知症の方と話すときは「何かを考えて自分から話さないといけない」ではなく、聞いてあげることが大切です。
そして共感してあげる事で、ほとんどの方は対応できます。
考えなければいけないことは、こちら側が先導するのではなく、高齢者のペースに合わせる事です。
あとはその方の生活歴を情報としてしっかり見て勉強することが必要です。
利用者様のコミュニケーションが苦手
利用者様とのコミュニケーションにも初めのうちは悩むと思います。
こちらの対応も声かけと同じで話すのではなく、聞いてあげることに意識が大切です。
またレクレーションが上手な方にアドバイスをもらうと勉強になります。
まずは1人でも安心して話せる高齢者の方を探して、慣れていくことから始めると良いと思います。
介護現場で悪口を言われた時の対処法
「利用者様が自分のことを悪く言っている噂を聞いて、その離床者様に対して心の中で距離を置いてしまう」
「ただでさえ利用者様とのコミュニケーションが苦手なのに、自分を悪く言う噂を聞くたびにコミュニケーションがますます不自然になってしまう」
「クレームが入るたびに壁を作ってしまう」
介護施設長をしていると新人、先輩に限らずこういった悩みをよく聞きます。
相手は認知症のために忘れてしまったり、被害妄想で「あの職員は気が利かない」等を高齢者間で噂を広めたりと、変なクレームになったりします。
そうなると上司に相談して職員間でその方に対しての支援のあり方を話し合います。
全員が同じようなケアをする事で、偏見もなくなるのです。
しかし、一人でも介護士が皆と同じケアをしないと、全く意味がありません。そのあたりを周知徹底するしかありません。
そして、上司やケアマネジャーからその家族へケアの方法をしっかりと説明し、同意を貰う事も大事です。
最後に・・・
利用者様との人間関係は一朝一夕では解決できないことが多いかと思います。
それでも根気よく寄り添えば、きっと良好な関係を築くことができます。
もし、怒りの制御が難しい介護職の方へオススメの記事をご紹介しますね!
また本当に辛いことがあったら、1人きりで悩まず、すぐに同僚や上司の方に相談しましょう。
利用者様と良好な関係を築いて楽しく介護の仕事ができることを望んでいます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
以下にも様々な情報を掲載しておりますので読んで頂けると励みになります。