こんにちは!
介護施設長の介護施設長の前田裕です。
今回は、通所リハビリはコロナ禍で必要と言える在宅介護について考えていきたいと思います!
今、日本ではコロナ禍と言われる中でもかなりの感染者数が出ています。
これは、若い世代でも危惧する中でも特に高齢者さんへは不安要素が更に高まってしまうのでは?
と感じる今日この頃です。
何が言いたいのか?
それは、高齢者の通所リハビリの利用控えが出るのが怖いからです。
他の在宅介護も同じ事が言えますが、特に通所リハビリは廃用症候群や筋力低下・在宅での生活動作を支援する役割を担っています。
高齢者さんが自宅へこもってしまったら社会との交流の機会すら奪われ、必要なリハビリが出来なくなってしまいます。
それだけ、通所リハビリは大きな役割を担っていると言う理由なんです。
他にも、外部との接点を無くしてしまうと、認知症の発症リスクや老人性うつの状態にもなりかねません。
高齢者さんは、身体的・精神的なフォローが絶対的に必要なんですよね。
施設介護とは違い、在宅で独居の高齢者ともなると大変な事態です。
普通に買い物や調理が出来る高齢者さんなら、一時しのぎで一時的にも通所リハビリを休む事も有りかもしれませんが、今の時代独居の高齢者さんが多い事と、家族と同居していても「リハビリ」に関して言うと筋力低下や高齢者さんのマンパワーが損なわれる危険性も危惧されてしまいます。
そんな、通所リハビリがコロナ禍で今から特に必要である在宅介護であると言う事をお伝えできればと思います。
それでは、今回もよろしくお願い致します!
高齢者は短期間で歩行できなくなる事もある
人間が高齢化していくと様々な機能が低下していきます。
身体的・精神的にも支障が出る訳なんです。
これは私自身も体験した事があります。
そんな私の体験をちょっとご紹介しますね!
1日寝たきりで筋力は相当落ちる
私は以前、下肢の骨折で入院した時に、1日ベットで寝たきり状態でした。
そして、2日目に起きた時に立ち上がった際に相当フラついた事をよく覚えています。
手術後、次の日に直ぐにリハビリを開始するのはこの為です。
たった1日で、成人男性でも筋力は一気に低下してしまいます。
私の場合術後だったので、直ぐに普段通り歩行出来ないのは当たり前ですが、これが日常の高齢者さんの場合だと特に手術なんかしなくても1日寝たきりだと次の日必ず歩行障害が出現しやすくなると、理学療法士の方が話していたのを覚えています。
ただでさえ筋力が落ちた高齢者さんは、元のADLに戻る事に相当な時間とリハビリが必要と言う訳です。
コロナ禍だからこそ通所リハビリへ行く選択肢
通所リハビリは、通常のデイサービスと違い「リハビリの継続が必要な高齢者さんに必要な在宅介護」です。
それが、コロナ禍のせいで利用控えが出てしまうとどうなるでしょう?
「間違いなく、歩行障害や認知症発症リスクが上がる」と言う事です。
通所リハビリはそんな高齢者さんを最低限以上にコロナ禍での運営をしています。
(新型コロナ対策をしていなかったら、相当リスキーですが・・・)
それだけ、通所リハビリはコロナ禍だからこそ行くべき選択肢の1つです。
専門のリハビリスタッフがいるんですから!
今まで、デイサービスには行っていたけれども通所リハビリは行った事が無い高齢者さんは、ケアマネさんへ相談してみて1度体験してみると良いかと思います。
(デイサービスとの併用も出来ますから)
大概の通所リハビリでは人員体制として介護士は勿論、理学療法士や看護師が常駐しています。
そこで、今まで通所リハビリを利用していなかった方へは廃用症候群を抑制させる為にも週に2回程度でも良いのでオススメしますよ!
利用者さんが少ない日を選択するのも有りですね!
そこは、ケアマネさんのケアマネジメント力も肝と言う訳です。
ただの囲い込み介護保険利用ではこれからの時代のニーズには合いません。
最悪、地域包括支援センターからも嫌われてしまいます。
これは未来予測ですが、国が地域包括ケアシステムを本格始動する事でフォーマルサービスだけのケアプランでは通用していきません。
と言うかそうしないと、国の社会保障費も圧迫しまくり、更に介護報酬の削減が懸念されるからです。
しかもコロナ禍ですよ。
高齢者さんが本当に必要なフォーマルサービスと、インフォーマルサービスを充実させる事。
これに尽きます。
囲い込み運営は今後淘汰されると考えます。
まー、今回はコロナ禍だからこそ利用控えしている高齢者さんの通所リハビリの利用が選択肢として大きいのではと考えます。
(元々、通所リハビリ自体とても良い在宅介護支援サービスです)
廃用症候群にならない様に通所リハビリは良い介護支援
特に都心部では、介護保険サービスの利用控えが顕著化しています。
ケアマネはその辺りをよくモニタリングして、明らかに廃用症候群へならない様な介護支援を提案しなくてはせん。
しっかりとコロナ禍に対応している通所リハビリですね!
改めてデイサービスと通所リハビリのメリット・デメリットをよく鑑みてケアプランへ位置付ける事がとても大切です。
勿論、無理やり通所リハビリを進める事は出来ませんが、そこはよく考えて提案しましょう!
介護関係者であればよく理解できると思います。
廃用症候群だけは防止しなくてはいけませんよね!
そこの第一選択肢として、通所リハビリは良いかと思います。
良い介護支援になり得る事もありますから。
しかし居宅ケアマネは、利用者さんの環境の変化をあまり与えないが良いと考えるのが基本です。
私も居宅ケアマネ管理者時代は、そこもよく考えながらも本当に利用者さんへ適切なフォーマル・インフォーマルサービスを提案していました。
これが普通のケアマネ業務です。
そこに、通所リハビリを今のコロナ禍でどう提案するかはケアマネ次第という事です。
コロナ禍で利用控えしている高齢者さんへの通所リハビリの提案は、冒頭で話した通りに廃用症候群が顕著化している又は、その恐れがある方へ提案できると良いのかなと考えます!
廃用症候群にならない様に、良いケアマネジメントをプロとしてケアマネさんは頑張りましょう!
家族の方への説得も必要だと思います。
それでも無理である場合は、訪問リハビリを検討するしか無いでしょう。
又は、主治医からの紹介で訪問マッサージも良い選択になるかもしれませんね!
主治医へ相談する事を恐れずに、解決していきましょう。
今の時代に見合った介護概念について以下の記事も合わせてご参照頂けると励みになります。
ここまで読んでいただきありがとう御座いました!
通所リハビリは相当な担い手であり、コロナ禍でも必要と言える在宅介護支援なんですね!
以下にも様々な記事を掲載していますので、読んで頂けると嬉しいです。