精神保健福祉士の仕事内容って具体的に何なんだろう?って思ったことはないでしょうか。
意外と名前は知っているけれど、精神保健福祉士の仕事内容をイメージできていないという方のために今回の記事で紹介していきます。
かなり詳しくご紹介していきたいと思います!
精神保健福祉士(PSW)の仕事について
精神保健福祉士は、主に精神障害者やその家族に向けた生活支援や就職援助、各支援機関との関係調整、福祉サービスのプラン作成などを行う職業です。
「精神保健福祉士」は国家資格で、名称独占資格です。名称独占資格とは「この資格がないと、その職業であると名乗れない」資格です。なので、相談業務などは資格がなくても行うことが出来ますが、採用時に資格を要求されることが多いです。
精神保健福祉士は別名「精神医学ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker)」と呼ばれるために、略称でPSWと呼ばれています。
同じ様なソーシャルワーカーの職業だと社会福祉士があります。社会福祉士との違いは、福祉援助を担当する範囲です。社会福祉士は全般的に援助をするのに対し、精神保健福祉士は精神障害者専門とします。
主なものは相談業務
精神保健福祉士の主な業務は相談業務です。実際には、関係機関との連携や入院サポート、カウンセリングなどや、家庭訪問などの行うことがありますが、ほとんどの仕事の始めは相談から入ります。
相談に来た患者さんとのサービスプランを作成したり、家族の関わり方、就労支援などを行います。業務内容は、就職先によって異なりますので、就職先とセットで考える事をオススメします。
入院サポート業務
他には、精神保健福祉士の特別な業務として入院サポート業務があります。精神障害者の場合、外傷などは無いけれど(本人は正常だと思っていても)入院させることがあります。
これを「措置入院」と言ったりもしますが、精神科病院の場合はこのような入院のケースがあるので、専門的な判断を必要とします。
- 任意入院:患者本人同意を得て入院する
- 医療保護入院:精神科医の判断と保護者同意による入院
- 応急入院:72時間以内限定であれば本人および保護者の同意も不要な入院
- 措置入院:強制的な知事権限による入院
このような入院のケースがあります。措置入院などは強制的な入院になるため、判断をする側に責任も伴います。
そういった時のために精神保健福祉士のサポートを必要とします。
教育機関でのカウンセリングも
また、小学校や中学校などの教育機関ではいじめ問題などの対処にスクールカウンセラー(学校に在籍しているカウンセラー)では対処できない場合に精神保健福祉士が参画することが多いです。
実際に子どもたちと触れ合ったり、家族との連携をしたり、各関係機関との調整も行います。
より児童や地域に密着したカウンセリングを行うのが、教育機関で働く精神保健福祉士の仕事の特徴です。
まとめ
いかがでしたか?精神保健福祉士の仕事についてイメージは掴めましたでしょうか。参考になれば幸いです。
精神保健福祉士の給料や就職先についてまとめた記事があります
精神保健福祉士の給料や就職先についてまとめた記事も用意しています。就職先によって、仕事内容も変わってきますので、一度目を通しておくと参考になるはずです。