こんにちは!
介護施設長の前田裕です!
今回は、ケアマネが家族と仲良くする事は必須について考えていきたいと思います!
居宅のケアマネをしてきて、一番重要な支える存在は利用者の「家族」です。
担当の利用者さんとの毎月の面会時はもちろん、サービス担当者会議では家族の参加がとても大きな存在になります。
家族が積極的に意見を言ってくれるだけで、介護支援方法もガラッと変わることさえ普通にあります。
ケアマネとして、日頃から家族と仲良くしていく事はとても重要と言う事です!
しかし、結構疎遠な事が多いのも事実ありますよね。
そこには、利用者さんと家族の中にも深い溝がある場合があります。
又は、利用者さんが認知症により家族がこれ以上関わりたくないと言うネグレクトに近い事すら現代の高齢化社会では普通に見受けられます。
とても悲しいですが、これが現実なんです。
しかし、家族に解ってほしい事は、利用者さんへの介護支援は介護支援事業者が主にフォローする事で、家族も「やっと安心できて、ゆっくり出来る時間も出来た」と感じてもらえる事が一番効果があるかも知れません。
それにより、ケアマネが家族と仲良く出来る環境づくりの第一歩になることさえあります。
他にも様々な形での家族へのアプローチに関して考えていきたいと思います!
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
利用者さんが家族へ迷惑を掛けたくない心情
利用者さんは、高齢になり昔のように身体も機敏に動かすことも出来ない状態となってしまい、トイレすら自分で出来なくなってしまったら誰かしらの介護支援が必要になってしまいますよね。
こうなった時に、在宅生活を送る高齢者さんはこう考えるでしょう。
「人には迷惑は掛けたくない」
「自分でなんとかしないといけない」
こんな悲しい事ってありますか。
今や、核家族化も広がり今を生きる高齢者や要介護者は自分の子供達(家族)へ迷惑は掛けたくないのです。
私が同じ環境に置かれてもそう思います。
間違いなく!
そこでケアマネが、毎月の訪問の際に利用者さんとよく話をし、「何に困っているのか?」
を理解しなければいけないのはケアマネとしてはお解りだと思います。
その中で、もしケアマネが家族が同居しているから「大丈夫だろう」と過信してはいけません。
ここは特に重要です。
ケアマネとして、必須事項です。
利用者さんは、前述した通り「家族へは迷惑は掛けたくない」と考えて毎日を生きています。
そこで、ケアマネが訪問した際にしっかりと「利用者さんの抱える悩みや家族への思い」をしっかりと把握する事が大切です。
それでは、利用者さんへの訪問時に家族の本音が聞けたら?
それはケアマネにとって重要な意見ですよね!
思いがけない、家族の意向や考え方を知る事が出来ます。
どれだけ介護支援に影響していくかを考えて見ましょう!
利用者家族の意見を個別に聞く事をしてみる
ケアマネは、訪問時に家族と仲良く出来る環境が構築されると大きく介護支援も変化していくと前述してきましたが、実際どうしていけば良いでしょうか?
居宅のケアマネさんも四苦八苦していると思います。
私も本当に家族の協力があると無いでは全くケアの確立までは道のりが遠かったですよ。
ケアマネが頑張って利用者さんの介護支援をマネジメントしても、実際にはどうなのか不鮮明な事も多くありました。
それはやはり、「夜間帯や介護サービスを受けていない時」にどう利用者さんが生活しているかです。
ここは、利用者さんがはっきり教えてくれるケースも勿論ありますが、実は相当困っている場合も存在します。
ここで、第一弾としてはやはり家族との話し合いの場を利用者さんを除いて真意を聞いてみる事がとても大切ですし必須です。
個別に家族の意見を聞く事です。
ここは特に要チェックです!
家族が介護鬱等で倒れてしまっては、とても大変な状況です。
利用者さんの生活環境も変わりますからね。
ケアマネは様々な視点を持っていなくてはいけません。
利用者と家族とケアマネで意向を統一する
今回は、ケアマネが家族と仲良くする事は必須について考えていきましたが、ケアマネとして毎月の訪問で困っている事や逆に生きがいを聞ける事等様々です。
しかし、そこへ家族が同席することはなかなか難しい事も多いですよね。
そこで、利用者さんの考えや思いを汲み取りながらモニタリングしながらも、家族へのアプローチも常に必要という事です。
例えば、今の時代共働き世代も多いので家族へ会えない事があっても、電話で家族の意見や介護で困っている事を常に聞くという姿勢は必ず必要です。
家族の意見や主張も知りながら、利用者さんと家族の意見をケアマネが良く吟味して総括して介護支援を行う方向へ導いていく事が現代社会で求められるケアマネでは無いのかなと考えます。
それらを出来た上で、ケアマネはサービス担当者会議を開催するともっと利用者や家族の目線に立てるケアマネジメントが成立するという事です。
私自身、そのように努力しながらケアマネジメントを行っていました。
完璧でなくても良いんです。
今出来る事として、家族さんの意見も聞く内に少しづつ家族とも仲良く連携も取れるようになり、利用者さんも気を使わないようにアプローチが出来るようになれます。
時間がかかる場合もありますが、少しづつケアマネから家族へ歩み寄ることはケアマネジメントを行っていく上では必然的です。
そこで、利用者と家族とケアマネの意向が一致していく過程となっていくのです。
ケアマネと家族は仲良くする事は必須であるべきだと私は必須事項だと考えます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとう御座いました!
下記にも、関連ブログがあるので宜しければ読んでいただけると嬉しいです!