こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、これからの介護は自費サービス事業者が増える予想について考えていきたいと思います!
現在、介護保険サービス事業者の倒産が増加しています。
少子高齢化の状態で、介護保険の利用者が増えているのにです。
しかも、特養の倒産まで起きている状況です。
これには介護保険制度の崩壊に近いことが起きている又は、起きつつあるという事も私見ながら踏まえて考えていきたいと思います。
それでは、今回もよろしくお願いいたします!
デイサービスの供給過多で競争が激化
デイサービスが稼げるみたいな事で、かなりの数が設立されていきました。
中には、フランチャイズでもデイサービスを運営する法人も出てきました。
そして、最後の締めが有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅も多く乱立し、囲い込みでデイサービスを併設させて他のデイサービスを利用させないように仕組んだ事で、利用者が選択の余地なしの状況を作ってしまいました。
これは、いずれ国からメスが入るでしょう。
私も囲い込みでのデイサービスの利用は、全く意味がないし介護報酬を偽善で国から搾取しているように感じます。(私見です)
これには、ケアマネが経営者から囲い込むように指示を受けているのです。
私もそんな事を、居宅ケアマネ時代に経営者から散々言われました。
「うちのデイを利用させろ」と。
その居宅は1年足らずで辞めましたが。
ケアマネでは無く、ただの営業マンです。
こうなってくると、新規で単独でデイサービスを設立した方は利用者確保に困り、利益が確保出来ず破綻に陥る訳です。
ヘルパー事業所までも囲い込みの罠
ヘルパー事業所もデイサービスと同じで、囲い込みに利用されてしまい単独型のヘルパーステーションは利用者の確保に右往左往する事となりました。
これにもケアマネが囲い込みに加担するようにしている有料老人ホームやサービス付き高齢者専用住宅の経営者の策略です。
正に、介護の闇ですね。
家族には解らない事実です。
営業文句として、「うちにはデイサービスやヘルパーステーションもあるので安心して情報のやりとりができるし、介護保険を利用すれば安く済みますから大丈夫です」
となる訳です。
このやり方にも、国はメスを入れてくるでしょう。
というか是非そうして下さい。
利用者が決めるんじゃないんですか?って事です。
介護報酬に頼らない自費サービスで運営する事業主が増えている
実際に、上記のような介護保険事業者が横行する中で、介護報酬に頼らない介護自費サービス事業が増えてきています。
これは今後大正解な選択肢だと思います。
介護報酬で利益を求めない為に、価格設定が自由に出来ますし、介護保険改正にいちいち対応しなくても良いというメリットがあります。
今はヘルパー事業所で自費サービスの事業を積極的に取り入れる事業所が今増えてきています。
そして、デイサービスへもその波がくるでしょう。
正直、介護保険制度の改正にいちいち対応しながら生き抜くのはかなりきついです。
しかも、要介護1・2も総合支援事業にいずれ移行します。
そうなると、介護保険事業所は利益が激減します。
そんな未来が現在のデイサービスやヘルパーステーションは理解出来ているのでしょうか?
そして、今正に活躍している自費サービスで活躍しているのが「高齢者向け配食サービス事業者」です。
正に右肩上がりの急成長を遂げています。
今後の高齢者介護にはインフォーマルサービスが活躍する!
今回は、これからの介護は自費サービス事業者が増える予想について考えていきました。
結構、ズバリ触れていきました。
ただ、私は囲い込みでの介護報酬を搾取する事業者のあり方に、何かしらの制限を作らなければ、国の予算も大きく左右されるので今後考えものだと思います。
知り合いに、自費サービスのみでヘルパー業務や、それ以上の事もする経営者を知っていますが、とても順調に利用者様にも喜ばれています。
今の介護保険制度では制限が大きすぎますし、自費サービスに今後大きな未来があると考えます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
以下にも様々な情報を掲載しておりますので、ご参照下さい。