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在宅サービスの利用控えで介護保険施設へ入所が増えている!

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、高齢者が在宅サービスの利用控えにより、「フレイル」となる事が多く見受けられてしまい、今まで利用した事が無いショートステイの長期利用や、最悪なパターンで介護保険施設への入所が増えています。

この様な事が最近コロナ禍で、高齢者さんが自宅から出れない状況が続いています。

緊急事態宣言が出ていない県でも、相当な数の高齢者さんが自粛しているんです。

こんな事、私自身初めてですよ。

まさかのタイミングです。

孤独死も増えてきています。

新型コロナで亡くなる以外に重要なのが、コロナの影響が相当出ているんですよ。

高齢者は持病を殆どの方が罹患していたり、入院歴が多い方が多いです。

そんな中で、病院受診すらしない方が多い訳です。

そりゃあ、デイサービスや訪問介護も利用しない訳ですよ。

ケアマネも、逐一利用者さんの状況を把握出来ませんからね。

しかもこのご時世、ケアマネが月一で訪問しなくて良いとは「とんでもない誤算」だと思いますよ!

訪問のやり方にも色々有るでしょうと、言いたいですね!

今のケアマネジャーはパソコンに張り付いているだけの存在ですかと。

様々な、アプローチの仕方を居宅ケアマネさんは考えましょう!

そうでもしないと、担当者さんはどうなりますか?

感染リスクも大切ですが、廃用症候群になってはもう遅いんですよ。

「仕方ないでしょ」

と言われれば、何とも言えませんが「出来ることは有るでしょ!」

と言いたいだけですよ。

それでは、今回もよろしくお願い致します!

介護保険サービスが利用出来ない高齢者さんへ話を聞きに行く

各都道府県で介護保険サービスの利用制限やケアマネジャーの訪問・サービス担当者会議が制限を強いられているでしょう。

こればかりは仕方が無いとしか言えませんが、出来る事はあります!

特に怖いのが、ある程度は元気な高齢者さんです。

そして、そんな要支援の利用者さん程、「在宅サービスを一時利用控えしています」

そんな方が1番「フレイル」に陥りやすいんです。

居宅介護支援事業所でも、予防プランを多く受け持っていると思います。

そんな方へ、訪問は一切しないですか?

幾ら、コロナ禍でも。

私が言いたいのは、ちょっと立ち寄ったみたいな程で、「窓越しにでも話は5分位出来るじゃ無いですか?」

例えば、高齢者向け配食サービスも、それ位しますよ!

そこで、介護のプロとしてちょっと顔色だけでも伺える事出来ますよ。

そこで助かる命もあるという事です。

いきなり在宅サービスを拒否した高齢者さんに出来る事は何がありますか?

「声かけです」

バリバリ家の中に入らなくても良いんですよ。

訪問スタイルを変えてみませんか?

そう言う事です。

介護のプロなら、顔色やちょっとした動作で「フレイルが起きている」位解るはずです。

それを、一切やらないと言う事は恐らく「上から圧力が掛かっている」か「ただの怠慢」だと思います。

(勿論、頑張って短時間での訪問の仕方を工夫しているケアマネさんも居ます)

今、介護保険サービスを利用自粛している介護支援が出来るのがケアマネでは無いでしょうか?

実際に自宅へ引き込もる利用者さん宅へ訪問してみた

私が所属する法人に小規模多機能がありますが、とある利用自粛している方へ訪問してみました。

そうすると、窓越しながらその利用者さんは「えー!わざわざ来てくれたの!ありがとう」

と、話してくれました。

そうなんです。

利用者さん宅へ上がらなくても、ちょっと訪問して「声かけ」するだけでも、喜んで貰えるものなんです!

勿論、それなりに警戒しまくっている利用者さんでしたよ。

人間は「孤独」と言うものが相当精神衛生上よく無いんです。

たまに来て、そっと「こんにちは、体調は良いですか?」

これをするかしないかで、大きく救われる高齢者さんの気持ちの変化にも作用するんです。

バリバリの訪問が出なくても良いんですね!

感染リスクを抑えた訪問スタイルの構築が今から必須と言えるでしょう。

そうでもしないと、ケアマネや介護関係者はこれから何も出来なくなりますよ!

収束はいつか解りませんからね!

何もしないと、利用者さんはいつか廃用症候群で介護保険施設へ入所する事態がこれからも増えていきます。

まとめ

通所系の介護保険サービスは、特に顕著な問題だと思います。

「ずっと通いに来ないなぁ」

訪問すら断られる。

じゃあどうすれば良いのか?

ちょっと、玄関口や窓越しに「安否確認」と言う理由で挨拶として訪問すれば良いだけの話です。

案外、喜ばれますよ!

長く話す事が無理なので、書面で職員手作りの「お土産」を持参しました!

「寂しく無らない様に頑張って作ってみました!」

と言う口実で良いのです。

そこに、必要なメッセージを書き加えるだけです。

そんな事が、孤独死を救う事や施設へ入所と言うパターンを払拭出来る事が多々ありますから。

介護士やケアマネって、そう言う介護支援が結構大切なんです。

利用者さんから、「あなた、良い方ね」と言われる事が福祉の精神です。

そこで、やりがいを実感しますし相当な人助けですよ!

これが、「プロの介護支援」です。

日本全国で困っている中、高齢者さんにとってはもっと困っているんですよ!

高齢者目線で、「介護のプロ」として仕事をする事がとても重要なんですね。

介護士や介護福祉士・ケアマネジャーは「福祉の世界でも介護特化型のプロな仕事を行う仕事です」

その辺りが出来る、介護事業所や介護保険施設で働ける事がとても大切ですね!

介護の仕事はどう言うものがあるの?

少なくも、在宅サービスの利用控えで「介護保険施設への入所」には至らない様に工夫した介護支援を行っていきましょう!

ここまで、読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも様々な情報を掲載しておりますので、読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

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  • この記事を書いた人

前田 裕

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