介護の勉強 介護の現場 介護福祉士

[在宅介護]ショートステイの介護現場は大変を通り越しています

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

因みに、居宅ケアマネ管理者も兼任中です。

在宅介護は、介護という仕事をされていない普通の会社員であれば未知な世界ですよね?

そんな子供世代の方々が家族介護を在宅で毎日していると、介護している親にイライラしたりネグレクトをしてしまったりで大変なんですよね。

それだけ、在宅介護は大変なんです。

そこで、ショートステイを利用することで家族の介護負担も軽減されるので良いと思います!

それでは、今回もよろしくお願い致します!

ショートステイの利用が多いのは何故?

 

実際に私が居宅ケアマネをしてる時に、家族が介護鬱等でショートステイ(短期入所)を活用したことや提案したことは何度もあります!

昔から、家族や配偶者が「介護」をすると言う古い考え方が未だに残っています。

(特に地方が多い傾向ですね)

そうなると、現代社会において介護鬱になる家族も増えていくんです!

現代社会では、共働きが普通ですからね。

そこに、家族介護が大きくのしかかってきたら大変どころじゃ無いんですね!

前田(運営者)
そんな家族さんを観てきて、辛いものは無いですし「ケアマネとして不覚だった」と感じたこともありますよ。

そうならない様に、ショートステイを利用する事が多いかと思います。

ちょっと話は逸れますが現状は、特養の待機者がロングステイ状態になってしまっているのはどうにか解消して欲しいですね!

そうしないと、本当にショートステイを利用したいのに断られるケースが増えているからです。

そして、今回はショートステイで働く介護士の介護現場について重きを置いて解説していきます。

では、ショートステイの介護現場がどれだけ大変かを考えていきたいと思います。

まずは、ショートステイについて以下にご紹介します!

ショートステイにも2種類あります

ショートステイと言っても「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の2つに分かれます。

・簡単に説明すると、短期入所生活介護は医療的なニーズがそこまで重くない方向けのショートステイです。

・短期入所療養介護は、医療的ニーズが重い方向けのショートステイですね!

主に利用頻度が多いのは、短期入所生活介護ですね!

どちらを選択するのかは、ケアマネさんへ相談するのが1番です。

そしてショートステイにも利用期間が定められていますので、以下に簡単にご紹介しますね!

ショートステイの利用について

・要介護認定期間が有りますが、その有効期間の半数を超える利用は出来ません。

例で言うと、要介護認定期間が180日の場合、ショートステイが利用出来るのは90日までです。

まー、しかしその期間を延長出来る方法もあるのでそれらについては以下の記事をご参照下さい!

居宅ケアマネでも知らなかったでは済まないので今一度読んで観て下さい。

居宅ケアマネも何故ショートステイを活用するかは、主に主介護者である家族のことを考えているんです。

ショートステイは在宅介護といえど施設介護に近い大変さ

それでは、さっそく在宅介護の位置付けにはありますがショートステイの大変さについて考えていきたいと思います!

現代の介護士や介護福祉士として、施設介護で頑張っている方も多いかと思います。

そこで、体力の限界や精神的に少しは楽かもしれない介護現場の求人を探していると、ショートステイにたどり着く方も多いと思います。

しかし、いざショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)へ転職するとビックリするでしょう。

「介護保険施設と変わんないんじゃないの!」

と、嘆く介護士・介護福祉士さんがいるのもリアルです。

幾らショートステイが在宅介護だとしても、良く考えて転職しましょう!

前田(運営者)
上手く良いショートステイへ転職したい方は介護転職サイトを利用することで、失敗するリスクは大きく減ります。

私のブログでもご紹介しておりますのでご参照下さい!

それでは何故、ショートステイが介護保険施設の様な施設介護と変わらなく感じるのかをお伝えしていきたいと思います。

ロングステイが90%を占めているのが現状

ショートステイを利用する本来の目的は、一時的に在宅介護が出来ない場合や主介護者や家族の休まる時間を保持出来る為がメインです。

しかし、要介護者が申請している特別養護老人ホームへなかなか入所出来ない状態で、とてもじゃないが在宅生活を送る事が出来ないが為にショートステイがロングステイとして介護保険施設の様に、長期利用されている為です。

しかも、そう言う高齢者さんがショートステイ事業所の90%は占められているのが現状です。

なので、短期的にショートステイを利用したいが利用出来ないと言う問題が起きているんですね。

私も、居宅ケアマネ時代にせっせと様々なショートステイの空き状況を探していた程です。

それだけで半日は費やしたことさえあります。

ショートステイの介護現場の大変さとは?

私がショートステイで介護福祉士として勤務していた時の体験談を交えて、ショートステイの介護現場の大変さをお伝えしていきたいと思います!

前田(運営者)
先ず、どれだけショートステイだと言っても完全に施設介護みたいな感じです。

そんなショートステイでの介護現場で何が起きているのか?

簡単に言うと、「特養での介護現場とさほど変わり有りません」

日々、入居者さんの介護支援の日々です。

ショートステイは介護保険施設と変わらない忙しさ

入浴も最低週に2回以上は当たり前ですし、食事介助も全介助する要介護者も多く利用されています。

勿論、レクリエーションも毎日当たり前で外出レクも行います。

敬老会であったり、誕生日会だって当たり前に行います。

私の経験上と、周りの単独型ショートステイの現状も合わせてみても同じでした。

そして、場所によっては経管栄養をされている入居者さんも居ます。

しかし私が1番困ったのが、家族・ケアマネ・主治医との連携です。

前田(運営者)
いくらロングでショートステイを利用していても「在宅介護」と言う位置付けだからです。

普段の特養みたいな介護支援をしながらも、利用者さんは様々な主治医が居る訳です。

そこで、入居して居る高齢者さんの状態変化や急変等の報告・相談が大変なんです。

大変を通り越していますよね。

勿論、今では嘱託医が居るショートステイが多くはなりましたけどね。

そんな所も、特養と同じ様な介護支援ですよ。

そして、看護師や理学療法士・作業療法士とも連携しながらリハビリや、介護士・介護福祉士は生活リハビリも普段の介護業務と同時に支援していかなくてはいけません。

夜勤も、コールはひっきりなしに鳴りますし休憩時間は合ってもない様な感じです。

在宅介護とはいえど、ほぼ特養と化しているんで大変なんですね。

ショートステイでは廃用症候群を起こしてはいけない介護支援が必須

ショートステイは何回も言う通り、「在宅介護」の位置付けです。

なので、最悪でも廃用症候群を起こしてはいけない在宅介護支援が完全に求められます。

簡単に言うと、自宅へ帰っても今まで通りの在宅生活が送れる様に介護支援をしなくてはいけないと言う事です。

そこで、やはりショートステイには生活リハビリや、利用者さんのモチベーションを下げる事は絶対に許されないんですよ。

前田(運営者)
ここは、特養より難しい介護支援だと思います。

最悪、家族から苦情が来たりしますから。

例えば、「歩行がフラフラしてるんですけど」「物忘れが増えているんですけど」等です。

1週間程度のショートステイの利用で、こう言う事態を起こしてしまうと「とてもまずい状況です」

そこで、自立支援に特化した介護支援が、介護士・介護福祉士には相当求められます。

前田(運営者)
なので、逆を言えばショートステイで働く事は在宅介護と施設介護のどちらも学べる事が出来ると私は考えますよ!

いかがでしたか?

ショートステイは今や特養化していますが、それなりの経験と知識が得られる在宅介護支援が出来る介護事業所です。

今回は、ショートステイでの大変さについて考えてみました!

と言うか、大変を通り越している事業所もありますがホワイトなショートステイも存在しますから。

そんな良い転職については、私のブログでご紹介している有料サイトをご参照下さい。

以下の記事では、ユニット型特養についてのショートステイについて考えてみました。

今回も、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

以下にも様々な記事を書いておりますので、読んで頂けると嬉しいです。

介護という仕事は、様々な人間模様が学べて、社会福祉に貢献出来るところが魅力ですので、皆さん誇りを持って笑顔で仕事が出来る事を切に願っております!

前田(運営者)

転職は、1日の大半の時間を使う「仕事」にかかわるものであり、給料にも大きくかかわるため『人生の決断』ともいえる大きな転機です。

「適当に決めてしまって後悔した」ということの無いように、納得いくまで相談することが重要。

担当者へ、自分に見合った就職先を伝えましょう!

介護・福祉職対応可能!専任のキャリアアドバイザーへ何なりと希望をお伝え下さい。

介護職としてもう疲れた方へ。

もう人間関係で悩まなくて良いです。

もっと精神的にやりがいを感じれる福祉の職場へ。

悩んだ時は、[マイナビ介護職]がおすすめ!

正社員から派遣社員・パートまで完全対応。

無資格未経験でも大丈夫

やりがいと人間関係を両立したい福祉職の方限定。

(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・ケアマネジャー)は特に給与アップの可能性大です。

介護資格がなくても、ブランクがあっても大丈夫です。

そして重要な、人間関係や職場環境を他の転職サイトより詳しく知っているという声が多数な状況。

  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

人気の記事

1

介護・看護は転職が多い職業だと言われています。肉体的に大変なことや、精神的に辛くなってしまうことが多く、離職なども多いお職業です。介護という仕事を本気で好きな人が、続けていられるように「転職」について書くことにしました。この記事で少しでも印象が変わってくれれば幸いです。転職という選択肢を持つということ私は、転職という選択肢を持つことでいろいろな利点があると考えています。私自身、一度は介護を離れ...

2

精神保健福祉士で仕事をしていると「転職した方がいいのかな?」と思うこともあるでしょう。 今の給料が適正なのかわからない 職場のギスギスした人間関係が気になる 自分の上司にあたる人と馬が合わない 毎日仕事が始まるのが億劫で嫌こういった悩みを抱えていても、転職経験がなければなかなか踏み出しにくいこともあるでしょう。そういった方のために今回は転職に関する情報をまとめました。精...

3

社会福祉士で仕事をしていると「転職した方がいいのかな?」と思うこともあるでしょう。 今の給料が適正なのかわからない 職場のギスギスした人間関係が気になる 自分の上司にあたる人と馬が合わない 毎日仕事が始まるのが億劫で嫌こういった悩みを抱えていても、転職経験がなければなかなか踏み出しにくいこともあるでしょう。そういった方のために今回は転職に関する情報をまとめました。...

4

介護士として仕事をしていると「他の職場の雰囲気ってどんな感じなんだろう?」「私だけ不当に仕事が多い気がする」と思うことがあるでしょう。実際、そういう小さな疑問からストレスが貯まっていき、精神的にダメになってしまう例などもあります。今は介護施設長をしている私も、一度介護職を離れた経験も転職をした経験もあります。そんな私がおすすめする転職サイトや転職サイトの使い方を今回伝えていこうと思います。なぜ、転職を考え...

5

今回は同じ福祉系の職種である精神保健福祉士のお話をしたいと思います。精神保健福祉士の仕事内容や勤務先、そして何が大変なのか?について本音をお伝えします。精神保健福祉士の仕事内容精神障害者の保険や福祉に関わる専門的知識、および技術を持って、精神科病院、その他の医療施設で働きます。精神障害の医療を受け、または精神障害者の社会復帰を促進を図ることを目的とする施設を利用している方の社会復帰に関...

-介護の勉強, 介護の現場, 介護福祉士
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,