こんにちは!
前田裕です。
在宅介護は、介護という仕事をされていない普通の会社員であれば未知な世界です。
そんな子供世代の方々が家族介護を在宅で毎日していると、介護している親にイライラしたりネグレクトをしてしまったりで大変なんですよね。
それだけ在宅介護は大変なんです。
そこを家族や配偶者が「介護」をする。
という事による、介護うつになる家族もケアマネ時代には散々観てきました。
あれほど、辛いものは無いですしケアマネとして不覚だったと感じたものです。
そうならない様に、ショートステイを利用する事が多いかと思います。
現状は、特養の待機者がロングステイ状態になってしまっているのはどうにか解消して欲しいですね!
ショートステイと言っても「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の2つに分かれます。
簡単に説明すると、短期入所生活介護は医療的なニーズがそこまで重くない方向けのショートステイです。
短期入所療養介護は、医療的ニーズが重い方向けのショートステイですね!
主に利用頻度が多いのは、短期入所生活介護ですね!
どちらを選択するのかは、ケアマネさんへ相談するのが1番です。
そしてショートステイにも利用期間が定められていますので、以下に簡単にご紹介しますね!
ショートステイの利用について
要介護認定期間が有りますが、その有効期間の半数を超える利用は出来ません。
例で言うと、要介護認定期間が180日の場合、ショートステイが利用出来るのは90日までです。
まー、しかしその期間を延長出来る方法もあるのでそれらについては以下の記事をご参照下さい!
それでは、今回はショートステイの介護現場がどれだけ大変かを考えていきたいと思います!
今回もよろしくお願い致します。
目次
ショートステイは在宅介護といえど施設介護に近い大変さ
今の介護士や介護福祉士として施設介護で頑張っている方も多いかと思います。
そこで、体力の限界や精神的にもっと楽な介護現場の求人を探していると、ショートステイにたどり着く方も多いと思います。
しかし、いざショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)へ転職するとビックリするでしょう。
「介護保険施設と変わんないじゃんか!」
と、嘆く介護士さんがいるのもリアルです。
幾らショートステイが在宅介護だとしても、良く考えて転職しましょう!
何故、ショートステイが介護保険施設の様な施設介護と変わらなく感じるのかをお伝えしていきたいと思います。
ロングステイが90%を占めているのが現状
ショートステイを利用する本来の目的は、一時的に在宅介護が出来ない場合や主介護者や家族の休まる時間を保持出来る為がメインです。
しかし、要介護者が申請している特別養護老人ホームへなかなか入所出来ない状態で、とてもじゃないが在宅生活を送る事が出来ないが為にショートステイがロングステイとして介護保険施設の様に、長期利用されている為です。
しかも、そう言う高齢者さんがショートステイ事業所の90%は占められているのが現状です。
なので、短期的にショートステイを利用したいが利用出来ないと言う問題が起きているんですね。
私も、居宅ケアマネ時代にせっせと様々なショートステイの空き状況を探していた程です。
ショートステイの介護現場の大変さとは?
私がショートステイで介護福祉士として勤務していた時の体験談を交えて、ショートステイの介護現場の大変さをお伝えしていきたいと思います!
先ず、単独型のショートステイだと完全に施設介護みたいな感じです。
そんなショートステイでの介護現場で何が起きているのか?
簡単に言うと、「特養での介護現場とさほど変わり有りません」
日々、入居者さんの介護支援の日々です。
入浴も最低週に2回以上は当たり前ですし、食事介助も全介助する要介護者も多く利用されています。
勿論、レクリエーションも毎日当たり前で外出レクも行います。
敬老会であったり、誕生日会だって当たり前に行います。
私の経験上と、周りの単独型ショートステイの現状も合わせてみても同じでした。
そして、場所によっては経管栄養をされている入居者さんも居ます。
しかし私が1番困ったのが、家族・ケアマネ・主治医との連携です。
いくらロングでショートステイを利用していても「在宅介護」と言う位置付けだからです。
普段の特養みたいな介護支援をしながらも、利用者さんは様々な主治医が居る訳です。
そこで、入居して居る高齢者さんの状態変化や急変等の報告・相談が大変なんです。
勿論、今では嘱託医が居るショートステイが多くはなりましたけどね。
そんな所も、特養と同じ様な介護支援ですよ。
そして、看護師や理学療法士・作業療法士とも連携しながらリハビリや、介護士・介護福祉士は生活リハビリも普段の介護業務と同時に支援していかなくてはいけません。
夜勤も、コールはひっきりなしに鳴りますし休憩時間は合ってもない様な感じです。
在宅介護とはいえど、ほぼ特養と化しているんで大変なんですね。
ショートステイでは廃用症候群を起こしてはいけない介護支援が必須
ショートステイは何回も言う通り、「在宅介護」の位置付けです。
なので、最悪でも廃用症候群を起こしてはいけない在宅介護支援が完全に求められます。
簡単に言うと、自宅へ帰っても今まで通りの在宅生活が送れる様に介護支援をしなくてはいけないと言う事です。
そこで、やはりショートステイには生活リハビリや、利用者さんのモチベーションを下げる事は絶対に許されないんですよ。
ここは、特養より難しい介護支援だと思います。
最悪、家族から苦情が来たりしますから。
例えば、「歩行がフラフラしてるんですけど」「物忘れが増えているんですけど」等です。
1週間程度のショートステイの利用で、こう言う事態を起こしてしまうと「とてもまずい状況です」
そこで、自立支援に特化した介護支援が、介護士・介護福祉士には相当求められます。
なので、逆を言えばショートステイで働く事は在宅介護と施設介護のどちらも学べる事が出来ると私は考えますよ!
いかがでしたか?
ショートステイは今や特養化していますが、それなりの経験と知識が得られる在宅介護支援が出来る介護事業所です。
今回は、単独型・併設型のショートステイでの大変さについて考えてみました!
今回も、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも様々な記事を書いておりますので、読んで頂けると嬉しいです。
介護という仕事は、様々な人間模様が学べて、社会福祉に貢献出来るところが魅力ですので、皆さん誇りを持って笑顔で仕事が出来る事を切に願っております!