こんにちは!
介護施設長の前田裕です。
今回は、コロナ禍で高齢者の病院受診控えを何とかしたい!について考えていきたいと思います!
季節も冬になり、以前にも増して新型コロナウィルスが猛威を奮っています。
そんなコロナ禍において、高齢者はますます病院受診控えが多くなってきています。
こんな状況が続くとどうなるか・・・?
介護士・医療関係者ならお解りの事でしょう。
そもそも、高齢者は持病を必ずと言っていい程持っています。
そんな中で病院受診控えが続くと、その持病が悪化してしまい最悪のケースで亡くなる事もあると言う事です。
そこで、地域包括支援センターやケアマネがそんな状況の高齢者さんを支援する必要が絶対に必要だと言う訳です。
当たり前の事ではあるものの、最近では独居の高齢者も多い世の中です。
しかも、介護保険制度を利用していない高齢者も多く居ると言う事です。
ここが1番重要な事でもあります。
何としてでも、最悪のケースである、「コロナによる孤独死」を防がなくてはなりません。
そんな、コロナ禍での高齢者の病院控えを何とか考えていきたいと思います!
そこで活躍するのが在宅医の利用を活用することも視野に入れていいと考えます。
それでは、今回もよろしくお願い致します。
高齢者の病院控えを支援する方法
高齢者の病院控えを支援するにはまず、1番近い存在が家族とケアマネだと思います。
担当ケアマネがついている高齢者であれば、何とか定期的な病院受診を支援する方法を模索してくれるでしょう。
では、ケアマネはどんな方法で病院受診を促すのでしょうか?
頑なに病院受診を控える高齢者への支援方法
いくらケアマネが頑なに病院受診を控える高齢者さんを支援すると言っても、コロナ禍に敏感な利用者さんは「嫌だ!」と言う高齢者さんもいると思います。
そんな時は、家族が近くにいるのであれば一緒に話をしましょう。
当たり前の事かもしれませんが、説得と言う名の介護支援会議です。
ケアマネとして利用者さんを守る事は必然の業務内容になります。
その時は勿論、ケアマネも感染リスクを極力減らす介護支援方法で病院受診への支援策を用意しておきましょう!
普通にコロナ感染リスクを減らす病院受診は、家族と同伴で病院へ予約を取り行く事が1番です。
しかしそれは高齢者さんが一緒に住んでいるか、いつも顔を合わせる関係性な場合です。
家族が自家用車を持っている事が最善でもあります。
ただ、そんな簡単に病院受診へ繋げる事が出来れば苦労はしませんよね。
そこで、高齢者さんの環境的に病院受診が無理な場合を考えてみましょう!
相当な病院受診を頑なに断る高齢者さん向けの支援方法です。
主治医から在宅医を紹介してもらう
どうしても、コロナ禍で病院受診をしない高齢者さんへは現在の主治医から在宅医を紹介してもらいましょう!
最近では、多くなりましたよね在宅医。
そこで、一時的にでも本来主治医の先生へ事情を説明し、在宅医を紹介してもらう手段です。
私達、介護関係者や医療従事者には当たり前に知っている在宅医でも、高齢者さんは案外知らなかったりします。
そこで、ケアマネが絶対に高齢者さんへ伝えたい言葉掛けがあります。
それは「主治医の〇〇先生がコロナ禍でも信頼できる、〇〇さんの家に来てくれる良いお医者さんが来てくれますよ!」
これです。
一瞬、高齢者さんは戸惑うかもしれません。
と言うか戸惑うでしょう。
そこで、主治医の先生へもケアマネや家族から電話や手紙、ソーシャルワーカーからでも良いので、在宅医へスムーズに繋げる事を意識しましょう!
高齢者さんへ不安な気持ちを持たせてはいけません。
最悪、今まで処方されていた薬を処方される事だけは続けなくてはなりませんから。
ずっと受診しないで何ヶ月も薬だけ受け取る事は、医療的にも高齢者さんにも良くはありません。
しっかりと定期的に体調を診てもらえる在宅医は出来るならオススメです!
コロナ禍だけでも良いわけですから。
そう言う助言や行動に移せる事を躊躇なく考えて出来るケアマネは、本当に利用者さんへ良い支援が出来ていると思います。
このような在宅医の利用を活用することはいい選択肢ですね!
ケアマネって何でも屋と言われていますが、そんなピンポイントで絶対に必要なケアマネジメントが出来ているかがとても大切なんですよね。
介護保険制度を利用していない高齢者への病院受診支援
介護保険制度を利用していない高齢者さんのコロナ禍での病院受診支援は結構難しいです。
ここは、地域包括支援センターの仕事だと思います。
また、高齢者さんがいくら独居でも地域の民生委員や友人、知り合い、馴染みのお店との繋がりがあれば良いと思いますけどね。
そこから、病院受診支援へと繋がって行くわけですから。
これから、地域包括ケアシステムが進む事の本当の意味合いは、どれだけ地域包括支援センターが活躍出来るかにもよります。
しかし、地域包括支援センターも人員的にもそこまで行き届かない部分もあると思うので、居宅ケアマネも地域への寄り添いがこれからもっと必要になると考えます。
今までは、紹介があったら新規で介護保険申請をしたりでしたが、それを地域包括支援センターと定期的にお互い今以上に寄り添う事で新規も高齢者さんへのケアマネジメントが出来る訳ですし、相談にも来ない病院受診控えの高齢者さんの発見やアプローチもスムーズに行くと思います。
これからの介護保険制度は、囲い込み合戦では無く異なる事業所間での情報共有が絶対に必然であると言う認識です。
そうしないと、本当に困ったこのコロナ禍での病院受診控えの高齢者さん等へ手を差し伸べられないからです。
今回のコロナ禍は、本当に介護保険関係者は勿論の事ですが、高齢者さんへも「病院控え」と言う最悪の自体を招いています。
そんなこの状況を、我々介護関係者や医療従事者は未来を予測しながらコロナ禍と戦って行くしかないです。
そうしながら、高齢者さんをしっかりと介護支援していければ良いなと考えます!
それではここまで読んで頂きありがとう御座いました!
以下にも、様々な記事を掲載していますので読んでいただけると嬉しいです!
今回も、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!