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介護保険施設での介護の現実について

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

今回は、介護保険施設での介護の内容や現実問題について考えていきたいと思います。

特に旧型の特養とユニット型特養での「介護の仕事内容」について深く中身を観ていきたいと思います。

介護職は離職膣が多い理由にも直結していく内容になるので、様々な考え方を介護職の皆様も一緒に考えていければと考えます。

簡単に結論を言うと、介護保険施設の介護は相当大変です。

しかし、就職や転職で良い待遇の職場で働けることもできますよ!

それでは、今回もよろしくお願いします。

旧型の特養での介護の現実について

旧型の特養は、入所人員も多く、要介護度も高い方々が多い傾向にあります。

そこに介護職の人員も足りていないのが現状です。

その実態を旧型特養の職員に聞いてみました。

  • 朝から起床したら、ほぼ1日中車椅子に座りっぱなし
  • 強制的にトイレ誘導やオムツチェック
  • 水分補給は本人の意向は聞かずに時間通りに
  • 1日中パジャマで生活は当たり前

この様な介護が実際に行われている旧型特養が多いとの意見が集まりました。

全てでは無いですが、この様な現状を何とかしたいですね。

人員配置基準ギリギリ運営の旧型の特養は、相当キツイですね。

ユニット型の特養での現実について

ユニット型の特養も介護度が高い方が多いですが、少人数制でユニットごとにわけて介護支援を行っている施設が多い様です。

その実態をユニット型特養の職員に聞いてみました。

  • 入所者1人1人のタイムスケジュールでの個別ケアをしている
  • 個別ケアが出来るが、入所者一人一人の生活に合わせた介護支援が大変
  • 夜勤明けの次の日も仕事で体や精神が休まらない
  • 夜勤手当が少ない

これまた旧型特養とは違う大変な現実がありますよね。

それでは、特に特養での仕事の現実を以下にご紹介しますね!

介護保険施設(特養)では業務的な動きが多い

上記で挙げた通り、特養にも様々な悩みがあるのが解ります。

特に、旧型特養ではもっとも機械的なルーティンワークが多いのが目立ちます。

介護職員が増えれば、改善策が出来ていくはずですが、何せ介護離職が歯止めをきかせません。

実は特養では、介護業務が優先されてしまうと言う事態が起きているんですよね!

そして現実として単独型のショートステイにも在宅ケアという位置づけながら、施設までのロング利用者が増え続けています。

在宅介護にも、極めて施設介護に近い介護保険事業所と化しています。

そんな在宅介護でのショートステイにおいて、こちらの記事も参照までに。

介護現場での今まで改善されなかった問題点

主に特養について考えてきましたが、介護現場(介護保険事業所)でも同じ様な事が起きています。

在宅介護でも、時間的な縛りや介護職員の不足が原因で、水分補給や排泄介助・時間的なルーティンワークでの介護支援が問題視されています。

国が在宅介護を重きに置いたのも影響されています。

しかし、高齢者は増える事に変わりは無いので、これまで以上に介護概念を変換していく事が重要であると考えます。

利用者、1人1人に対応できる様に介護保険事業所も職員間での話し合いの内容をシフトする必要が確実にあります。

そう考えていかなければ、今後も介護離職に歯止めはきかないと思います。

ユニット型特養が今は主流なので、こちらも参考までにご参照下さい。

そして最後に

今回、介護保険施設での介護の内容や現実問題についてを元に、在宅介護にもその余波がきている事を考えてきました。

しかし、介護職にルーティンワークが駄目であるという事ではありません。

基本的に、入居者や利用者の方々の介護支援・自立支援が介護職員にとっても重きにならない様に考えていく様にシフトする事が大切だという事です。

それを、介護職員が気づき、問題であるとなるならば事業所単位でよく考えていく事です。

直ぐに解決できる事ではありません。

しかし、その様なミーティングや管理者と経営者での話し合いがスムーズにいく事が大切であるという事です。

現在起きている介護の現実に皆で考える事ができると良いなと思います。

それでは、今回もここまで読んでくださりありがとうございました!

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  • この記事を書いた人

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