介護福祉士

介護福祉士の仕事が「辛い」「辞めたい」と感じている人に知ってほしい4つの選択肢

こんにちは!

介護施設長の前田裕です。

介護職は3K(きつい、汚い、給料が低い)と言われ、大変な仕事として有名です。

中には、「自分の都合で利用者さんに迷惑をかけるのは申し訳ない」といった責任感から、辛い仕事にじっと耐え続けている人もいることでしょう。

今回の記事では、そんな「介護福祉士の仕事をやめたい」と思ったときの対処法をご紹介します。

介護福祉士の離職理由ランキング

介護福祉士の離職ランキングとして厚生労働省がおこなった調査では、以下のような結果が示されています。

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身の回りの人に相談する

もしもあなたが介護福祉士としての仕事に対して「辛い」「辞めたい」といった感情が芽生えたら、まずは身の回りの人に相談してみるのも良いでしょう。

仕事を辞めたいと思った時、真っ先にその職場を辞めるという考えが浮かびますが、実は自分の上司やホーム長に自分の気持ちをしっかり伝えることで問題が解決することもよくあります。

また、たまには職場とは関係のない家族や友達に愚痴ることも、自分一人でストレスを抱えないためにもおすすめです。

よく職場のストレスを家に持ち込みたくないという人がいますが、あなたのパートナーや友達の立場になって考えると、一人でストレスを抱えるよりはちゃんと頼ってほしいと思っているはずです。

仕事量を減らそう

介護福祉士は多くの利用者さんの介護や援助を一人で行わなければなりません。あなたもかなりの「仕事量」を常日頃から抱えているはずです。

常に人手不足の介護職にはつきものの悩みとはいえ、あなたが潰れてしまうほどの仕事量を一人で抱えるのは、あなた・職場・利用者さん全てに負担となるはずです。

どうしても仕事量が多くて辛いようなら、その現状を素直に上司の方に伝えてみましょう。

まともな職場であれば、なんらかの改善策をとってくれるはずです。

前田(運営者)
ブラックな介護職場も多いですが、しっかりとフォローしてくれる介護事業所も存在します!

もっと労働条件の良い職場を探してみよう!

もしも現状を訴えても聞く耳を持たない職場であれば、その職場で働き続けること自体を検討するべきなのかもしれません。

無理は禁物ですね!

サービス残業をやめる

介護職の中には、労働基準法から見てもスレスレなレベルでサービス残業が常習化しているところも残念ながらあります。

もしもあなたがサービス残業などをしているなら、時にはしっかりと断ることも大切です。

ですが、職場によっては、「利用者さん優先!定時で帰るなんてとんでもない!」という文化がすでにできてしまっていることもあるでしょう。

残念ながら、その職場の文化を変えるのは難しいです。

前田(運営者)
その場合はしれっと転職を考えた方が良いでしょう。(きちんと定時に上がれる介護の職場もたくさんあります。)

仕事を辞めることも視野に入れる

時には、介護の仕事を一度休職するというのも、自分を守る有効な手段です。

日頃から仕事のストレスで追い詰められた状態では、本当にあなたがやりたいことや理想のライフスタイルなんて考えられなくなってしまいます。

確かに介護職というのは利用者さんのことを最優先で考えなければなりません。

ですがそれは、あなた自身をおろそかにしていいということにはならないのです。

もっと、ストレスフリーな働き方をすることが大切ですね!

会社の休職制度を利用する

職場によっては、介護士のための休職制度というものがある場合があります。

どうしても仕事が辛くて「うつ病」などの一歩手前まで症状が悪化しているといった場合は速やかに休職して、心身を癒すことを最優先にするべきです。

ただし、休職制度は義務化されていないため、職場によってはそのような制度が存在しないこともあります。

事前に「自分の職場には休職制度があるのか」を、就業規則などを見て確かめておくのがお勧めです。

カウンセラーなどに相談する

とはいっても、こういった手続きの多くはややこしくて自分で全てを把握するのは難しいのが現実です。

そのような場合は、職場の精神カウンセラーや人事課の人に相談するのが良いでしょう。

カウンセラーや人事課であれば、このような手続きなどに詳しいので、自分の悩みを聞いた上であなたにあったフローを教えてくれます。

「休んだら周りの人に申し訳ない」というあなたへ

介護の仕事をしている人に多いのが、「仕事は辛いけど、休んだら周りの人に申し訳ない」と思っていることです。

ただ、大前提として覚えておいて欲しいのは、「追い詰められるほどの仕事環境なのに、休職制度やその他のフォロー制度がない方が問題」ということ。

決してあなたが悪いわけではないのです。

周りの人への配慮はとても素晴らしいことですが、それが原因で自分自身が追い詰められるくらいなら、少しくらい開き直ったほうが精神衛生上も健全なはずです。

前田(運営者)
逆に無理をしすぎて心身ともに喪失状態になってしまっては後戻りはできません。

自分を大切に働ける職場探しが重要なポイントだということですね!

思い切って転職をするという手も

そこで「介護職は続けたいけど、これ以上この職場で働き続けるのはもう無理!」という人は、転職も視野に入れましょう。

特に介護職は、仕事は激務でも職場の人間関係がよければ続けられるという意見が多いです。

現在は、1つの職場で働き続けるという価値観は崩れつつあります。よりあなたらしく生き生きと働ける場所への転職を考えるのは、良いアイデアと言えるでしょう。

転職の準備は今のうちから

想像してみてください。仕事に人間関係と身も心も疲れ果てた状態で、転職のための情報を探したりする気力が果たして湧いてくるでしょうか?

このように、いざ辛くなってから転職を考えるのは難しいものです。

転職は意外と体力や精神力を使うもの。

前田(運営者)
まだ余裕のあるうちから、少しずつ情報などを集めておくことで、本当に辛くなったときに余裕を持って転職をすることができます。

また、「いざとなればいつでも転職できる」という心の余裕を持つことで、今の職場でもストレスを減らしながら働くことができるようにもなります。

自分について考える時間を持とう

常日頃から介護という大変な職場で働き続けていると、目の前の仕事に忙殺されるあまり、自分自身について振り返り余裕がなくなります。

時には、一人でゆっくりとする時間を確保したり、実家に帰ったりして、「本当に自分がやりたいことはなんだろう」と自分と対話をする時間を持つのもお勧めです。

前田(運営者)
介護職で働くというのはとても素晴らしいことですが、あなた自身を犠牲にするのは絶対に避けるべきです。

日頃から十分に人に尽くしているあなただからこそ、もっと自分自身にわがままになってもいいのではないでしょうか?

まとめ

今回は、介護福祉士の仕事が「辛い」「やめたい」と感じた時に知ってほしい4つの選択肢についてご紹介しました。

介護の仕事に疲れた時は、自分自身を追い込みすぎないことが大切です。

今回紹介した選択肢はどれも「逃げ」ではなく、より自分らしい仕事をするための前向きな選択肢であることを覚えておいてほしいと思います。

しかし、どうしても離職するのは次の転職先が決まってからにしておきましょう!

生活出来なくなっては困ったものですから。

介護福祉士が、辛い・辞めたいとなる感情はよくありますね。

そんな時は、もっと自分にとって良い介護事業所を探してみましょう!

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介護資格がなくても、ブランクがあっても大丈夫です。

そして重要な、人間関係や職場環境を他の転職サイトより詳しく知っているという声が多数な状況。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました。

以下にも、様々な情報を掲載しているので読んで頂けると嬉しいです。

前田(運営者)

転職は、1日の大半の時間を使う「仕事」にかかわるものであり、給料にも大きくかかわるため『人生の決断』ともいえる大きな転機です。

「適当に決めてしまって後悔した」ということの無いように、納得いくまで相談することが重要。

担当者へ、自分に見合った就職先を伝えましょう!

介護・福祉職対応可能!専任のキャリアアドバイザーへ何なりと希望をお伝え下さい。

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  • この記事を書いた人

前田 裕

介護施設長をしております、前田裕です! このサイトでは、介護職や他の福祉職の方に向けたアドバイスだけでなく、一般の方に介護の現状を知ってもらうための内容も書いています。 介護や福祉の現場がより良くなっていくためには、どうしていけば良いのか? そんな、悩みが解決出来たらなと思います。

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