こんにちは!
介護施設長の前田裕(Twitter@masakuraudo0415)です。
今回の記事では、社会福祉士の仕事について話をしていきます。
社会福祉士の仕事の幅も広がっている昨今です。
社会福祉士の仕事内容や勤務先、そしてどんなところが大変なのか、すでに社会福祉士として働いている人の本音も紹介します。
社会福祉士の仕事内容
では、さっそく!
社会福祉士は、病気や障害などで日常生活を営むことに支障がある人の、福祉に関する相談や援助を行います。
身体的・精神的・経済的にハンディキャップのある人やその家族を支えることが主な仕事で、各医療機関との連携を増やし、患者やその家族と医療機関とをつなぐ役割を担います。
その役割は児童から高齢者・障がい者までと幅がとても広いんですね!
具体的には?
具体的には、
- 施設で暮らす利用者やその家族に対し、生活相談員として生活上の相談に乗って、施設を退所した後の生活のために、公的機関や医療機関と利用者の方を繋ぐ。
- 児童福祉施設で、何らかの理由で両親と離れてしまった子供のサポート。
- 病院などの医療機関で「医療ソーシャルワーカー」として、入院費の相談や退院後の生活・仕事についての相談に乗る。
などがあります。
児童福祉施設に入っている子供や、老人ホームで暮らしている高齢者を対象にすることが多く、1人では大変な手続きや手助けをします。
相手の気持ちを考え、その人に合った話をするためのコミュニケーション能力が求められます。
社会福祉士としてのスキルは、仕事をするにつれて磨かれていくので心配無いでしょう。
社会福祉士の仕事の大変さ
社会福祉士の仕事は、人との距離が近い仕事で相手のために働きます。
そのため、急な相談を受けることもあったり、相手の話に寄り添って親身になる必要があるため、自分自身の精神面での疲労や、肉体的な疲労も溜まってしまいます。
それに、自分自身は「相手のことを理解できた。」と思っていても、相手が求めているものとは違う返事やアドバイスをしている可能性があるので、信頼関係を築くことがなかなか難しいです。
また、「困っている人を助けたい。」と思ってこの仕事をしていても、相談相手の希望と法律との間にギャップが生じ、どうしても支援のできる限界が現れることがあります。
例え似た境遇の相手を担当したとしても、人それぞれ歩んできた道が全く違うので支援の方法も範囲も全く異なります。そこにジレンマを抱え、消耗してしまうことも多々あります。
社会福祉士にはどんな勤務先がある?
社会福祉士の主な勤務先は、
- 児童福祉施設
- 高齢者福祉施設
- 知的障害者施設
- 地方自治体の福祉事務所
- 病院や保健所などの医療機関
があります。
結構な就職・転職先がありますね!
それだけ社会福祉士には大きなニーズがあるということなんです。
民間企業だけでなく、行政の機関でも仕事場があります。
社会福祉士の仕事の本音
社会福祉士では、仕事に対して次のような本音が垣間見れます。
離職者が多い
医療施設で働いている方の実際の声です。
・医療を必要とする利用者が多いため、現場にいると介護福祉士や看護師の資格がないと無力に感じる。
・介護と福祉の考え方や捉え方の違いがあるためなのか、看護師の方ができる仕事の幅が広いからなのか、社会福祉士が必要とされることがあまりないように感じる。
・看護計画が中心となりやすいと考える人が多いので、生活面での計画が軽く見られてしまう。
・看護師の気の強さに負けまいと、何事も上から目線になっている社会福祉士が多く、現場では医療職と福祉職がギスギスする。そのため離職者が多い。
社会福祉士は話を聞くこと(傾聴)が主な仕事なので、確かに医療現場では医療を手伝えない無力さを感じてしまう可能性は高いですよね。
特に仕事に対してのやる気が強い人なら、なおさらそうなるでしょう。
ただ、医師や他の医療職や介護職とも連携を多く取りながら統括役みたいな重要なポジションを社会福祉士は担います。
社会福祉士が自分だけ
続いては、グループホームで働いている方の声です。
・職場に福祉出身者がいないと相談ができない。
・世話人兼務の際には管理業務がほぼできない。
社会福祉士は1つの職場に何人もいるわけではないので、自分の悩みを話せる人がいないことでストレスは溜まりそうですね。
しかも通常の管理業務ができないとなると、精神的にも肉体的にも疲労がかなり溜まりそうです。
仕事が休みの時は、思いっきりストレス発散できるポジティブ精神が大切ですね!
自立をはばんでしまっている
続いては、児童養護施設で働いている方の声。
・残業代は15時間分しかでないため15時間を超えるとサービス残業となる。
・過保護な職員も多く、子供の自立の弊害になる恐れがある。
サービス残業は日常的に起こっていそうな内容ですね。
また、子供の自立を支援するための施設であるはずなのに、職員が手をかけすぎてしまうことで逆に自立から遠のいてしまうのは、避けなければいけませんね。「子供のため」が将来的に仇になる可能性もあります。
このような本音を聞くことができました。
社会福祉士のやりがい
社会福祉士のやりがいは、何と言っても対応した人の自立、感謝の言葉でしょう。
相談者1人1人の人生を左右する仕事なので、長期の継続した関わりが必要です。その中で関わった人がより良い生き方にたどり着いてくれた時には大きな達成感を感じることができます。
そんな相談者の言葉が、あなたのやる気を奮い立たせてくれるはずです。
まとめ
今回は、社会福祉士の仕事の辛い部分や働いている人の本音を紹介してきました。
人と人が関わる仕事なだけに、簡単にできる仕事ではありません。だからこそ、相談者の人の笑顔を見ることができたら嬉しいですよね。
その笑顔を見るためにも、努力をし続ければきっといい社会福祉士になれると思います。
そして社会福祉士として、もしも疲れてしまっているのであれば自分に見合った職場への転職をオススメします!
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社会福祉士は大変な仕事ですが、やりがいはおの10倍はあると思います。
そして、活躍の場は多いです。
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是非、良い職場で社会福祉士として活躍できることを切に願っています。
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