介護の現場

介護福祉士の仕事内容

この記事では、介護福祉士の仕事先や仕事内容についてご紹介します。

これから介護福祉士を目指すあなたに、少しでも介護福祉士の仕事をイメージしてもらえたらと思います。

現在、介護福祉士の方にも初心忘れるべからずで、もう一度介護福祉という仕事のあり方について考えていきますね!

それでは、今回もよろしくお願い致します。

介護福祉士の仕事について

介護福祉士の主な仕事は、身体や精神の障害により日常生活が困難な人について介護を行うことです。また、障害を持つ本人だけではなく、その介護者に対して介護の指導を行うのも介護福祉士の役割です。

介護福祉士は介護・福祉分野の国家資格です。名称独占資格として法律で定められているため、介護福祉士の資格を持たないものが「介護福祉士」を名乗ることはできません。

ただし、介護福祉士のような”仕事”は、資格がなくとも行うことができます。そのため実際の現場では、他の介護従事者たちをまとめるマネージャーとしての役割が求められることも多いです。

介護福祉士に求められる仕事とは?

 

前述したように、介護福祉士の主な仕事内容は、身体や精神の障害により日常生活が困難な者の介護を行うことです。

さらに現在では、ただ身の回りの世話をする介護だけではなく、その人の生き方や社会との関わり方など生活全体への支援が求められるようになってきています。

その背景には、単なる介護に終わることなく、利用者さんの尊厳と自立を支えるケアがあるべきという狙いがあるのです。

介護福祉士の主な職場

 

介護福祉士の主な仕事場は以下のような施設です。

  • 医療施設
  • 福祉施設
  • その他民間の福祉サービス会社など

それぞれの施設によって、仕事の内容や利用者さん(患者さん)の層も大きく異なります。

ただし、実は介護福祉士の多くは、仕事内容よりも職場の人間関係によってストレスの有無が増減するという話をよく聞きます。どこで働くかと同様にどんな人と働くかも重視するのがポイントかもしれません。

介護福祉士の主な仕事内容

 

介護福祉士は利用者さんに対し、主に以下の4つの視点で支援をしていくことになります。

  • 身体介護
  • 生活介護
  • 相談支援
  • 社会支援

身体介護

介護士の主な仕事の1つに、身体的な障害を持つ利用者さんへの身体的介護支援があります。主な身体面への介護として、以下のようなものがあります。

  • 食事
  • 排泄
  • 衣服の着替え
  • 入浴
  • 歩行補助

ただし、利用者さんの身体状況の具合などによって、適度な援助の度合いは様々です。ただ単に介護を行うのではなく、利用者さんの望みや自立を目指した視点での補助を行うことが大切です。

生活介護

生活介護の主な仕事内容は、食事の準備、掃除、洗濯、身の回りの整理、買い物などの援助です。

生活の援助といっても、利用者さんによってそれぞれ生活スタイルは異なります。そのため、利用者さんのスタイルにあった臨機応変な援助を行う必要があります。

特に、自宅介護の場合は、その家庭のやり方に合わせた援助が求められます。

利用者さんや家族の方と相談しながら、生活介護の程度を決めていく柔軟さを持つことが大切です。

相談支援

身体、生活の援助だけではなく、時には利用者さんの不安や悩みといった話に耳を傾け、相談に乗ることも介護福祉士の大事な仕事の1つです。

加えて、利用者さんだけではなく、その家族の方との連携も介護をする上で非常に大切です。よって、家族からの相談にも親身になって対応する姿勢が求められるでしょう。

2007年の社会福祉士及び介護福祉士法の法律改正の際にも、「相談援助又は介護等に関する知識及び技能の向上に努めなければならない」と、相談援助の重要性が注目されるようになってきました。

介護福祉士は介護をする人というイメージがあるかと思いますが、それと同じくらい相談を受けるための技能も必要とされているのです。

社会支援

利用者さんの自立を促すためにも、一定の社会的支援は欠かせないものとなります。

また、介護の必要とする利用者さんは、どうしても社会と疎遠になり、孤立しやすくなってしまいます。そのため、家族や身近な人と円滑な関係を築くための支援をすることは非常に大切です。

まとめ

今回は介護福祉士の主な仕事内容についてご紹介しました。

介護福祉士は社会的なニーズを受けて、より多くの援助、サポートが求められるようになってきています。

単純に介護をする仕事という認識は捨て、利用者さんの自立を見据えた援助や、介護以外のスキル(相談技能)なども同時並行で磨いていくことが求められます。

介護福祉士だからと一喜一憂せずに、介護福祉を極めていく姿勢が重要ですね!

また、自立介護支援を新人介護士へ教えていくことも大切なことです。

そして、今介護福祉分野で頑張っている方は介護福祉士国家試験に合格することを目標とすることをおすすめします。

それで、介護福祉士として活躍の場が広がりますから。

それでは、ここまで読んで頂きありがとう御座いました!

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  • この記事を書いた人

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