こんにちは！
介護施設長の前田裕です。
今回は養護老人ホームについて紹介していきます。養護老人ホームについて、意外と一般的に知られていないので情報をまとめておきました。
養護老人ホームで働いている職種や、職員の配置基準、また良い点や悪い点など全て公開していきます。
養護老人ホームとは
養護老人ホームとは65歳以上の方で環境上の理由や経済的理由で、居宅で養護を受けることが困難な高齢者が入居します。
食事のサービスや機能訓練や日常生活上の必要なサービスを提供して養護を行う施設です。
養護を行う施設は、2006年の介護保健制度の見直しに伴い、地域密着型特定入居者生活介護および、特定施設入居者生活介護も行うようになりました。
公営によるものが半数以上で、建設費や運営費のほとんどは国、都道府県、市町村によって賄われています。
また、入居者本人および扶養家族に一定の収入があれば負担もします。
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養護老人ホームで働く職種
養護老人ホームで働く職員は支援員、生活相談員、調理員、栄養士、看護師、医師、事務職員、機能訓練指導員、介護支援専門員などです。
主な老人施設と同じような方々が働いています。
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養護老人ホームの配置基準
養護老人ホームの職員配置基準は施設長が1人で、医師は入居者に対して健康管理や療養上の指導を行うために必要な数を配置します。
生活相談員は入居者30人につき1人以上必要で、主任生活相談員は100人につき1人以上は必要です。
支援員は入居者15人につき1人以上配置する必要があり、うち1人は主任支援員とします。
看護師または准看護師は入居者100人につき1人以上必要です。
栄養士は1人以上必要で、調理員、事務員やその他の職員は適当な数を配置します。
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養護老人ホームの良い点と悪い点
入居者にとっての養護老人ホームの良い点は経済的な支援を受けられるということです。
経済的な事情などで老人ホームへの入居が難しい場合でも比較的に入りやすい老人ホームです。
また、夜間の職員も必ず1人以上常駐しているので、万が一の緊急時に対応してもらえるのも良い点と言えます。
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しかし、養護老人ホームに入居するときは、自治体の担当窓口に申請して「措置」という形で入居を認めてもらわなければなりません。そのため困っているからと言って必ず入れるかと言うとそうではないのです。
地域によっては入居までが難しいところもあるので、そういったところは悪い点と言えます。
